グローカルフェローとは?周庭さんが北大研究員になった理由と任期についても

SNSを使い、香港で続く反政府抗議活動の様子を発信し続けている大学生の周庭さん(23)が今月16日、自身のツイッターで北大公共政策大学院のフェロー(研究員)に就任したことを明らかにしました。

周さんは現在、抗議活動を扇動したという理由で起訴・公判中のため、同大学へ足を運ぶことができるかは不明。

それでも大学院の要請を受けた周さんは、2020年3月の任期終了までグローカルフェローとして大学院の研究・教育事業に協力すると言います。

グローカルフェローとは?

そもそもグローカルフェローとは。

言葉としてはグローカル(Glocal)フェロー(Fellow=研究員)からなりますが、

このうちのグローカルとは、グローバル(Global:世界規模の)という言葉とローカル(Local:地域的な)という言葉を掛け合わせた造語になります。

「グローカル」そのものの意味としては、国境を越えた地球規模の視野と、草の根の地域の視点で、さまざまな問題を捉えていこうとする考え方のこと。

また「フェロー」には学会での業績や功労を顕彰するため贈られる称号の意味もありますが、講師を兼ねる、研究に関わる仕事を指すとされています。

国境を越えた地球規模の視野と、草の根の地域の視点で、さまざまな問題を捉えていこうとする考え方。グローカリズム。出典:コトバンク

周さんがグローカルフェローとして適材であろう理由は、以下のような部分が該当します。

・自分の住む土地の特性や文化・法制度を理解していること。
・自分が関わる地域が抱える問題に向き合い、行動をしてきたこと。
・様反政府抗議活動のために、様々な人とのコミュニケーションをはかってきたこと。
・周さんの発信が国境を超えて人々に影響を与えたこと。
・日本語を学び、コミュニケーションのツールとして活用していること。

北大の発表によれば、周さんは2019年の10月1日付でフェローに就任し、大学院の研究・教育事業に協力することになっています。

その内容や活動状況については不明。

出境禁止に「皮肉」北大の意図を疑問視する声も

このグローカルフェローという役職。周さん自身が現在出国(出境)が禁じられている身であることから、3月末の任期までに北大に行けるかは不明。

周さんはツイッターでフェロー就任を「光栄です」としながらも、「フェローの任期が終わる前に北大に行けるかどうかはわかりません。皮肉としか感じられません。」とコメントしており、

ネットでは「北海道大学の意図がよくわからん。香港の学生に何を求めてるの?」といった声や、「そもそもデモを扇動した「犯罪者」扱いの人物は招かれるべきなのか」などといった非難の声も上がっています。

ネットの反応