「肺ペスト」日本人の感染例は?症状と原因・予防や対策についても【北京で感染者】

2019年11月12日、中国・北京の病院で肺ペストの患者が確認されたが明らかになりました。

発生の可能性は稀な一方、肺ペストは極めて感染力が強く「人から人へ飛沫(ひまつ)感染し、深刻な流行を引き起こす可能性がある(引用:CNN)」とのこと。

現時点で感染拡大の可能性は低いとされていますが、日本人が感染する可能性はあるのでしょうか。症状や感染の原因・予防や対策について調べました。

「肺ペスト」日本人の感染例は?

肺ペストの患者は現時点で日本では確認されておらず、国内感染の心配もないといいます。

およびペストが日本で確認された1899年以降、大小の流行が起こっていたものの国内で感染源のペストネズミを撲滅させる運動を行い、1926年(大正15年)で感染食い止めに成功。以降国内での患者は確認されていません。

1899年にペストが日本に輸入されてから27年間に大小の流行が起こり、ペスト患者2,905人(死者2,420 )が発生した。

しかし、日本がペストの根絶に成功したのは、ペスト菌の発見者である北里柴三郎や、彼の指導下でダイナミックに動いた当時の日本政府のペスト防御対策(特に、ペストネズミの撲滅作戦)にある。お陰で、ペストが、家住性ネズミから撲滅不可能な山野の齧歯類に伝播するのを阻止できた。その結果、 1926年(大正15年)を期に、今日までペスト患者は出ていない出典:NIID

症状と原因・予防や対策

ペストは主にノミや動物を媒介してYersinia pestisという細菌にかかる感染症で、ノミの吸血により感染する腺ペスト、感染者・げっ歯類から飛沫感染する肺ペスト、これらから進展するペスト敗血症に分類されます。

肺ペストの症状は、強い頭痛や吐き気、嘔吐、39~41℃の発熱、急激な呼吸困難、血痰を伴う重篤な肺炎像を示すといった非常に激しい症状(出典:NIID)

発病後12~24時間(発病後5時間の例も記載あり)で死亡するとのことです。

療養食・マーモットの生肉で感染例も

今回の患者2名は内モンゴル自治区の出身。

2名の発症の原因は明らかになっていませんが、今年5月にモンゴル人の夫婦が療養食としてマーモットの腎臓を生で食べ「腺ペスト」で死亡したがあったことから、感染経緯が同様である可能性もあります。

予防や対策は

日本国内や中国で感染することは低いとされますが、人同士での感染力が高いことやノミ・げっ歯類からの感染の可能性が0ではないことから、予防としてWHO、CDC は抗菌薬(テトラサイクリン、ドキシサイクリン、ST合剤)の予防投与を勧めています。(出典:NIID)

それ以外に国外滞在時には、生物とのふれあいやノミの好む環境・ノミが寄生するネズミを避けることが必要になります。

現時点で中国の2例から国内に波及する可能性は低そうですが、万が一国内でペストが発生した場合は、特定感染症指定医療機関または第一種感染症指定医療機関という政府に指定された医療機関(各都道府県に1つ以上あります)で隔離され、しっかりと感染対策が行われた上で抗菌薬による治療が行われます。

なお、日本全国で検疫所で定期的にげっ歯類のペスト菌の保菌調査が行われていますが、近年ペスト菌が見つかったことはありませんので、日本国内でペストに罹る恐れはありません。出典:yahoo!ニュース

ネットの反応


<