香港デモ犠牲者の学生の名前と事故の経緯は?政府警察の対応やコメントについても

2019年11月8日、香港で政府や警察などに対する抗議活動が行われていた付近のビルから4日、男子大学生が転落し、その後命を落としていたことが香港メディアにより明らかになりました。

男性が抗議活動に参加していたかどうかは不明とされているものの、ニューヨークタイムズ紙では「警察と抗議者の対立の直接的な結果としての最初の死者である可能性がある」という見解を開いています。

今回デモによる衝突が関係しているのか、犠牲となった学生の名前や事故の経緯について、さらに政府や警察の反応についてもまとめました。

香港デモ犠牲者の学生の名前と事故の経緯は?

今回、亡くなった男子学生の名前は香港科学技術大学の学生だったチョウ・ツォック(Chow Tsz-lok)さん(22)。

月曜日の早朝に抗議活動が行われていた場所に近いビルから転落、頭と骨盤を負傷。

その後、金曜日の朝の、香港にある病院で息を引き取ったとのことです。

防犯カメラには争った様子は見られず?

現在、事故の経緯については解明されていません。

デモ参加者らからは「催涙ガスまたは警察官から逃げる際にビルから転落した」と話しています。

一方で6日にビルの所有者が防犯カメラを確認した際は、チョウ氏が倒れる前に、駐車場や警官から大量の催涙ガスで襲われているような姿は確認できなかったと言います。

しかし、ツイッターに投稿されている当時の別角度からの画像からは、警察が救急車両をブロックしている様子も見られ、「警察がチョウさんの救出を阻んだ」とも言われています。

 

Thousands of people, including police officers, have been injured since the protests began in June, but despite the rising violence, no one has been killed in the clashes up until now. The police shot and wounded a demonstrator on Oct. 1 and another on Oct. 4 in what they described as acts of self-defense.出典:ニューヨークタイムズ

抗議者の自死の可能性も示唆

一方で、撤回された引き渡し法案から始まった抗議運動(主要な要求は、警察の武力行使に関する独立した調査を求めるもの)は6月以来続けられており、これに対峙する警察側の対応も催涙ガス、ペッパースプレー、および警棒など、1日には警官が抗議者を実弾で打った事例も起こりました。

この時は香港警察は自衛行為だと主張。夏には数人の抗議者が自死を選んだ、と言います。

Thousands of people, including police officers, have been injured since the protests began in June, but despite the rising violence, no one has been killed in the clashes up until now. The police shot and wounded a demonstrator on Oct. 1 and another on Oct. 4 in what they described as acts of self-defense.

In addition, several protesters have killed themselves this summer.出典:ニューヨークタイムズ

一方で、今月3日に逮捕された別の学生は「私は絶対に自死なんかしない」と警察に向かい叫びました。

 

政府警察の対応やコメント

香港の最高経営責任者であるキャリー・ラム氏は、今回の事故についてはまだ調査中のためとし、慎重に対応する姿勢を示すとともに、「大変深く同情する」とコメントしました。

氏はまた、抗議に参加する住民に対し「警察が法を施行しているときに不必要な誤解を避けるため」デモに参加しないよう促しています。

香港警察の長官であるスゼット・フーは今週、警官がミスター近くのツェン・クワン・オ地区での作戦中に催涙ガス44発、ゴム弾11発、ビーンバッグ3発、スポンジ手and弾1発を発射したとコメント。

「唯一の目的は、集会し、硬い物を投げ、その地域の警察を攻撃した抗議者を解散させることでした」とスゼット氏は話しています。

香港市民のネットの反応


香港警察がこの学生の救急車の到着を妨害し、彼を死に追いやったのは明らかだ。

警察はこの残忍な行為を容認している。

彼のために祈りましょう。

香港の自由を得るために、私たちは決して屈しない。