27日、TBSラジオ『生島ヒロシのおはよう定食』および『生島ヒロシのおはよう一直線』のパーソナリティーを務めるタレントの生島ヒロシさんが降板することが、自身が代表を務める生島企画室HPにて公表されました。
番組は1998年4月6日に放送を開始し、約27年間続いたロングラン番組。2025年2月には放送回数が7000回に達する予定でした。突然の降板の理由に、注目が集まっています。
生島ヒロシは何をした?写真や被害者の証拠は
TBSラジオは、生島さんに「TBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反」があったとし、番組出演の継続が不可能と判断したと発表。
また所属事務所である生島企画室は、公式サイトで降板の理由について説明しています。 具体的には、番組制作スタッフへの厳しい言動(パワーハラスメント)や、友人から送られた不適切な写真をスタッフに送信したこと(セクシャルハラスメント)が問題に当たったと言及。即日の降板および芸能活動の無期限自粛に至ったとされています。具体的な証拠などについては伏されており、セクハラの被害者についても触れず。
また生島さん自身も謝罪文を発表し、「友人から送られた不適切な写真をラジオスタッフに送ってしまい、女性スタッフから大変不愉快とのご指摘を受けました」と述べています。自身の進退についても「今後は生島企画室を離れ、真摯に自分と向き合っていく所存です」と退所の意向を発表しました。
この度は私(生島ヒロシ)が27年間、担当しておりましたTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食」「生島ヒロシのおはよう一直線」を降板することになりました。
この番組は私のライフワークでもありましたが、この度、TBSラジオからコンプライアンス違反があったとのご指摘を受け、降板になった次第です。
ひとつは、私が友人から送られた不適切な写真をラジオスタッフに送ってしまい、女性スタッフから大変不愉快とのご指摘を受けました。
さらには、朝の90分の生放送中、思わずスタッフに対して当たりがきつくになってしまったことがありました。
私自身のハラスメントに対する意識・認識が甘く、猛省をしております。
私の言動により辛い思いをされた方には心からお詫びを申し上げます。
ライフワークのラジオをこのような形で降板するのは痛恨の極みであります。
今後は生島企画室を離れ、真摯に自分と向き合っていく所存です。
引用:生島企画室
SNSでは「時代の潮流が生んだ悲劇」とも
生島さんのコメントにもあったように、先のラジオ番組は27年も同じスタイルを貫いてきた番組。リスナーからは「今更すぎる」といった声が上がるほど、パワハラ・モラハラ・セクハラなんでもありの自由な発想や物言いは知られていたともいいます。
それだけに今回の処遇については「時代の潮流についていけなくなった」「男性にとって古き良き時代だったのだろう」など、時代の変化に同情する意見も聞かれました。
今回の事態を受け、TBSの安住紳一郎アナウンサー(51)は、情報番組『THE TIME,』内で次のようにコメントし、時代の変化に応じた行動の重要性を強調しました。
「生島ヒロシさんは元TBSアナウンサーで、私も大変お世話になった先輩です。そして、被害を受けたスタッフも私たちの同僚ということで、大変残念な気持ちです」「たとえ大御所でも時代に合わせた行動が求められるのは当たり前のこと。」
SNS上でも「あの辺の団塊世代ってセクハラパワハラあたり前の時代で生き抜いてきた人たちだから、今のコンプラ時代では生きられない。」
「今の時代 コンプラ違反起こすと一気にキャリアが崩壊するんやね 戦々恐々としている人 かなりおるんやろな…」
といった声が聞かれます。
一方で、生島さんの持ち前の明るさやスター性を評価する声の中には、
「”スターのわがまま”を肯定はしませんが、こういったとびぬけた才能には心の偏りが付き物。才能があっても人格が幼稚なスターが世に出にくくなるのかもしれません。果たしてこれからどうなるのでしょうね?」
と、なんでも欠点を追求し追い込む風潮には意を唱える声も上がっています。