【動画】ウクライナ機墜落の原因は?イランの誤射報道でカナダ「複数の情報源」示唆

2020年1月8日にイランの首都テヘラン近郊に墜落したウクライナ旅客機の事故(乗客乗員178名全員死亡)について、カナダ首相は9日、イランが誤って撃墜したことを示唆する情報を複数の情報源から得ていることを明らかにしました。

さらに10日、abcNEWSなどのアメリカの情報機関が、旅客機にミサイルが命中する瞬間を捉えたとする動画を公開。

未だ決定的な証拠が公表されていない中、カナダ首相の言及している「複数の情報」の信頼度やイランの誤射の信憑性について見ていきます。

【動画】ウクライナ機墜落の事故状況は

現在、アメリカやカナダ政府の情報機関など複数の情報筋が映像や当時のレーダー情報などから事故の解析を進めています。

10日、事故の瞬間の映像がabcNEWSをはじめとするアメリカの複数の情報機関で公開されました。

イランにより回収されたブラックボックスも損傷が激しく(出典:読売新聞)、今後解析が進むかについては不透明な状態。

ウクライナ旅客機事故

この事故は2020年1月8日、イランの現地時間午前6時14分頃にウクライナ国際航空の旅客機・ボーイング737型機(PS752便)が離陸直後に墜落したもの。

出典:読売新聞 

同期はイラン首都・テヘランからウクライナ(東ヨーロッパ)のキエフへ向かう予定だったが、何らかの機体トラブルにより制御不能となり、出発からおよそ4分後にデータが途絶えた。

機体はイランの首都近郊に落ち、ブラックボックスもイランが所持している。しかしイラン当局は情報収拾を行なっているアメリカや、墜落した事故機のボーイング社には渡さないと発表。

752便はエマーム・ホメイニー国際空港を推定でイラン現地時間の6時10分に出発し、離陸した直後に墜落した。Flightradar24によれば752便は離陸後、正常に上昇していたが現地時間6時14分にデータが途絶えた。出典:UIA

イラン当局は9日、テヘランで墜落したウクライナ航空機から回収したブラックボックスをアメリカ政府やボーイングに渡す予定はないと発表した。出典:BBC

そのため原因の解析には時間がかかるものと見られています。

事故の原因は?

現在、アメリカ当局やカナダ首相は事故の原因をイランのミサイルシステムの誤作動だという見方を強めていますが、直接的な原因は確認することができていません。

現時点でアメリカの当局者から報じられている情報は以下の通り。

・旅客機はイランのミサイルシステムの誤作動によってロシア製のミサイルを2発受けた。
・イランのレーダーなどの情報提供を受けており、ミサイル誤射の可能性については「高い信頼性がある」
・衛星データから、墜落直前まで、機体に異常はなかったことを示していた。
・航空安全の専門家からは、機体に対して敵対的な行為があった可能性があるという見方もある。出典:WSJ、

さらに、トランプ大統領は「かなり危険な地域を飛んでいて、誰かが誤りを犯したかもしれない」と人的要因を示唆、カナダ首相は「同盟諸国と自国の情報機関など複数の情報機関から情報を得ている。」「ミサイル発射はおそらく意図的ではなかった」などと発表しています。

ドナルド・トランプ米大統領もこの日、計器の故障による墜落との見方に対して「疑問を抱いている」との認識を示し、「非常に危険な地域を飛行しており、誰かが間違いを犯すことはあり得る」と語った。出典:WSJ

トルドー首相は記者会見で、「同盟諸国とわが国の情報機関を含む複数の情報源からの情報を得ている。証拠からは、同機がイランの地対空ミサイルによって撃墜されたことが示されている」と表明。「おそらく意図的ではなかった」と語った。出典:APF通信

旅客機にミサイルが当たったとされる箇所 出典:abcNEWS

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