クルーズ船乗客の死亡の原因は?発熱後の検査に1週間「厚労省の危機感の問題」モーニングショーで指摘

20日に日本人乗客2名が新型肺炎で亡くなったことを受け、21日に放送された朝番組『羽鳥慎一のモーニングショー』(テレビ朝日8時00分~)では当時の状況と課題を報じました。

この中で厚労省の対応の危機感のなさが浮き彫りになり番組のコメンテーター、大谷医師は「もしかしたら防げたかもしれない」玉川氏は「厚労省の危機感のなさが招いた」と強く避難しています。

クルーズ船乗客の死亡の原因は?

クルーズ船(ダイヤモンド・プリンセス号)で感染し、その後死亡が確認されたのは関東在住の87歳と84歳の女性。

現時点で死因は「新型肺炎」で、厚労省は持病などが因果関係になった訳ではないというのが厚生労働省からの正式な回答です。

発熱から死亡までに10日〜15日の経過があった2人。2人に共通するのは、新型肺炎を検査するためのPCR検査を発熱から1週間後にようやく受けていたこと。

これについて厚労省は情報がないとして説明していません。

出典:Youtube

しかし『羽鳥慎一のモーニングショー』では2人が発熱直後にウイルス検査を実施していれば違う結果になっていたかもしれない=助かった可能性があるという見解を示しています。

厚労省は対応に自信

厚労省は20日に会見を開き、2名の死因について

・男性は気管支喘息の持病があったものの、女性には持病がなかった

・発熱からウイルス検査までに期間が空いたことについては現時点で「詳細な情報がない」

・現時点で持病などが関係したかは不明。持病用の医薬品が不足していたかは不明だが、直接の死因とは承知していない。

などと回答。しかし厚労省の対応については精一杯やってきたことを改めて強調し、防疫および患者の対応についての不手際はなかったことを強調。

2週間の船内待機については「感染拡大を防ぎつつ救急医療の必要な方は確実に搬送してきた。全体として有効に機能しており、感染がオンゴーイング(現在進行形)で起こっているということではない」と強調した。出典:日本経済新聞

発熱後の検査に1週間「厚労省の危機感の問題」モーニングショーで指摘

厚労省が名言を控えた「検査の遅れ」。3000人以上もいれば対応が遅れたのは仕方がないと言う見方もできるものの、「発熱があり、高齢者であればもっと早く検査をするべきだった」と呼吸器科医師の大谷義夫氏はいいます。

放送中の発言抜粋

「高齢者だけでも数日早い検査が行われていれば、もしかしたら陽性反応が出て対応ができたかもしれない。可能性だけども、事態は変わったかもしれない。」

「人工呼吸器をつけると抗HIV薬を吸入するのはなかなか大変なんですね」

「インフルエンザなどの細菌感染も大変なんだけど、ウイルス性肺炎の場合は重症化するとARDSと言いまして、ウイルスが肺全体に及んでしまう。肺が硬くなってしまうので酸素と二酸化炭素の交換ができないんですね。重症化する前にいろんな治療が入らないと、人工呼吸器がついてからだとなかなかいろんな治療が入らないんです。」出典:Youtube

さらに、朝日新聞社員の玉川徹氏は検査の遅れについて

「多くの人が検査が仕方なかった、と思うかもしれないが、今できているんだから当時だって(検査は)できた。これまで政府の危機感の中で行われてきた、から準備不足だっただけだ」

と厳しく非難しています。