モーニングショー・大谷先生「保健所に新型肺炎の検査を拒否される」医療現場は混乱でネット「絶望的な気持ちになった」

21日に放送された朝番組『羽鳥慎一のモーニングショー』(テレビ朝日8時00分~)で、新型肺炎の疑いがある患者の救命に苦慮する医療現場の様子が明らかにされ、話題になっています。

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番組ではコメンテーターの一人、池袋大谷クリニック院長の大谷義夫先生により「医療機関からの依頼では新型肺炎の陽性検査ができずに困っている」ことを吐露。

番組では専門家を交え「厚労省の危機感の薄さ」に終始言及し、ネットでは「恐怖を感じた」「絶望的な気持ちになった」と言った声が上がっています。

大谷先生「重症肺炎でも拒否される」肺炎検査の実態に言及

問題に触れたのは、視聴者からの質問「自分の身に疑わしい症状がでた時に、かかりつけ医で新型コロナウイルスの検査をしてもらえるのか」についての解説でのこと。

これについて大谷先生の回答は、

「新型コロナウイルスの検査はインフルエンザのようにかかりつけ医での検査はできない。

検査機関に依頼する形だが、現時点で検査機関は医療機関からのPCRの検査依頼を断る傾向にある」

というものでした。

大谷先生:「(中略)結核などの場合、検査を依頼すると翌日には検査結果がわかりその日のうちに処置できるんです。しかし新型肺炎(PCR)の検査の場合、重症肺炎の患者の鑑別がしたくても、呼吸器専門の医師が20人も30人もいる大学病院(医師の診断に信頼が置ける状況)でも問い合わせてから検査まで2日かかりました。出典:Youtube

厚生労働省が「PCR検査の判断は柔軟に対応する」としている一方で、医療現場の状況とは乖離があることがわかります。

保健所でも「検査できない」断られ非常事態に

また、大谷先生のクリニックにも重度の肺炎症状・新型肺炎が疑われる男性が3名ほど入院しているそう。

患者の症状はマイコプラズマ陽性で、抗生物質の強いものを使い、咳は良くなかったが、だるさが続き、レントゲンと炎症マーカーは以前より悪化。すでに重症肺炎の状態まで深刻化しているとのこと。

このことから先生は新型肺炎を疑ったものの、保健所に連絡をしても「検査はできない、とりあえず3〜4日は点滴で様子を見て欲しい」という回答が。

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大谷先生:「肺炎の中には3日で大きく重症化するものもあるといい、一刻を争う可能性があるが、(今の状態では)どうにもできない。保健所の先生もまた、医療機関の気持ちはわかるが何もできない、と言う状況で混乱している感じです。」出典:Youtube

査機関が新型肺炎の検査(PCR)依頼を断る理由は?

検査が断られる理由について番組が東京都に問い合わせると、

少なくとも東京都は「湖北省への渡航歴・感染者との接触歴がないと検査を受け付けない」と言うルールがあるとのこと。

さらに、区や都や厚労省の「検査を受ける定義」がバラバラであることも判明。

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吉永みち子氏は「(このように)どこに責任があるかわからないから、救命のために、どんどん検査をやりやすい空気を作って欲しい」

玉川徹氏「誰もが検査を受けられる状況じゃないからこんなことになってるんです、国がどこでも検査できるようにする。そのためには国は早急に検査を保険適用にしなくちゃならない。そのためには民間の(医療機関の)助けを借りなければならない。」

などとコメント。

残念ながら、現時点では重症患者でも検査を受けられる状況にはないことが明らかになりました。

玉川氏らが全員同意した意見は「国が保険導入して民間会社に検査を委託できるようにし、誰もが検査を受けられるようにするべき」と言うもの。

一方で長嶋一茂氏は、保険適用が進まない背景に「医師会や厚生省が民間会社との距離を置くために保険適用を渋っているのでは」と言う見解をコメント。

玉川徹氏「僕はそうは思わないが、こう感じる人もいるのだから、医師会に動いていただきたい」としています。

ネットの反応