千曲川決壊被害のりんご農家がクラウドファンディング・「長野アップルライン復興プロジェクト」が必要な理由についても

2019年11月11日、NHK放送番組「あさイチ」で長野市のりんご農家が特集され、台風19号による壊滅的な農園の現状報告とともに「長野アップルライン復興プロジェクト」としてクラウドファンディングの実施が12日から行われることが告知されました。

出演したフルプロ農園の徳永さんは、「(台風被害で)多くの農家の方々は農園の果樹のほとんど〜全てが全てダメになってしまった。それだけでなく、農機具、自宅も被害を受け、頭を抱えている。」とコメント。

多くの農家の救済策となる構想を立ち上げたという「長野アップルライン復興プロジェクト」と、支援の方法に関する情報についてまとめました。

千曲川決壊被害のりんご農家がクラウドファンディング

今回クラウドファンディングを立ち上げたのは、長野市の「フルプロ農園」徳永虎千代(27)さんとハタコシさん。

市内の20代の若者と協力し、「長野アップルライン復興プロジェクト」を構想。

今回のクラウドファンディングでは母体となる運営費を募る予定です。

「長野アップルライン復興プロジェクト」が必要な理由は?

台風被害の復興状況を見ると、国の補助やボランティア・農家自身の努力だけでは限界があるのが現状。

徳永さんは「今の状況を社会に知らせ、この地域でりんご栽培が続くようにしたい」とコメントしていますが、この復興プロジェクトの存在意義と言えます。

今回のプロジェクト以前から、りんご農家に危機感を持っていたという代表の徳永さん。

長野市の長沼地区など千曲川の決壊で、代表の徳永さんも4ヘクタールの農園の8割が壊滅。事務所としていた自宅も被災し心身ともに辛い状況が続いているといい、周囲の農家の多くもまた同じ状況。

台風被害では農機の被害を受け、さらに顧客リストの漏洩の可能性(農家と顧客の間に支援の仲介業者が入ることで)も生じています。

国の支援では千曲川決壊で農地などに堆積した泥の撤去などの費用を支援するなど、災害支援も進んでいるものの、ボランティア・農家自身の努力だけでは限界があるといいます。

農地の復興・支援がこのプロジェクトにより大きく前進することが期待されます。

長野市の長沼地区など千曲川沿いの果樹園はこれまでも、浸水の被害を経験してきた。2004年の台風や06年の豪雨の時がそうだ。もともと水害の多い環境を乗り越えてきた。しかし今回は被害の規模が違う。堆積した泥が、多くの農家が経験したことのない量に達した。

県内のリンゴ生産は減少傾向が続き、農家は高齢化している。被害の大きさに営農をやめることを考え始めた人も少なくない。地域農業の衰退を食い止めるには、十分な支援が欠かせない。

住まいの対応が優先で農地の復旧が遅れる中、長沼地区では、農家と県内外のボランティアによる撤去作業が始まった。

国は、泥の撤去に必要な経費の大部分を補助する方針を示した。泥に混じった災害ごみの撤去費用も対象とする考えだ。

農家自身やボランティアの力には限界がある。市や町は、国の補助事業で重機が使える業者に委託するなど速やかな支援に努めてほしい。撤去する泥の保管場所の確保なども進めねばならない。

長沼地区を通る国道18号の通称にちなんだ「長野アップルライン復興プロジェクト」を構想する地元の若手農家もいる。ネットを活用した農家支援の試みだ。県内外の幅広い協力を集めながら、産地の再起を図りたい。 出典:信毎web

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