WHOが緊急事態宣言を発表・中国1370人重症も「渡航禁止にはしない」強調

WHO(ジュネーブ・スイス)が現地時間時間30日、中国で発生した新型コロナウイルスについて、「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言。国際的なアウトブレイクの状態にあることを発表しました。

この宣言は過去5年間で見ると14年流行のエボラ出血熱(西アフリカ)、15年のジカウイルス、19年のエボラ(コンゴ民主共和国)の時に発令。

すでに2002年から2003年にかけ中国で流行したSARSの死者を上回る状態になっており、日本にとっても重要な選択を迫られる局面を迎えています。

WHOが緊急事態宣言を発表・中国1370人重症も「渡航禁止にはしない」強調

30日、WHOは委員会の意見として、以下のように話しています。

この宣言は中国に対する不信任投票ではない。

・WHOはウイルスが以上体制の脆弱な国々に広がることを最も懸念している。

・中国との間で渡航や貿易を制限する「理由はない」

渡航・貿易について「WHOはいかなる制限も推奨せず、むしろ反対する」出典:APF

このことから、この宣言による渡航制限の効力は持たないことがわかります。

一方で、現在確認された感染者は、中国国内だけで感染確定が7711件、疑わしい症例が12167件、内1370人が重症、170件が死亡。

20日時点で世界全体で282人だった感染者は、30日時点で7818人に登り、その感染力の強さは1人から4人に感染するとも言われています。