WHOの「マスク不要」会見と根拠は?世界的にマスク不要の呼びかけ高まる

新型コロナウイルスへの対策として、WHOは29日までに「新型コロナウイルスの感染予防にマスクを使う必要はない」ことを改めてまとめ、正しい予防対策をとるよう発表し、話題になっています。

現在日本で確認されている国内感染者は300名程度(クルーズ船搭乗者除く)で大きな実害が確認できない中、この発表でマスク着用の徹底に関して大きく価値観を変えることとも言えそうです。

WHOの説明する「マスク不要」の理由とは?会見とともに詳しく見ていきます。

WHOの「マスク不要」会見と根拠は?

WHOからの最新の動画は、先月28日に発表されています。

・くしゃみや咳の飛沫感染で感染のきっかけに

・予防のためには手洗い・消毒を

これまでの繰り返しとしても改めて注意喚起。

この動画では「マスク不要」に対して直接言及してはいませんが、28日の記者会見では明確にマスクの効果に限界があること、を説明しています。

出典:日本経済新聞

WHOで緊急事態対応を統括するライアン氏も28日の記者会見で「マスクをしていないからといって、感染の可能性が必ずしも上がるわけではない」と強調。手洗いの励行など衛生上の注意点を守ることこそが「最も効果的だ」と言明した。出典:共同通信

マスク不要の根拠は?

WHOの説明上、マスク不要の根拠は「手洗いがもっとも効果的であること」を主に説明しており、それ以上の明確な説明はありません。

しかし他の専門家の意見では、次のようにはっきりとした根拠があるようです。

マスク不要の根拠に専門家もコメント・世界的にも「マスクは不要」

アイオワ大学医学部の医学・疫学教授であり、感染予防の専門家であるイーライ・ペレンセヴィッチ医学博士によると、「マスクは不要どころか、むしろ着用するべきではない」と話します。

出典:Forbs

その理由は、きちんとした着脱をしなければ返ってウイルスが手に付着し、感染を広げるため。

マスクが必要なのは、

・自分が病気になり、くしゃみや咳を防ぐ必要がある時

・家族が病気になり、濃厚接触となる場合

とのこと。特にこのコロナウイルスは水を媒介して感染するため、高機能のN95マスクについても、正しい着脱方法を行わなければ手に付着して感染予防の目的を果たさない、としています。

「着用している人が見る標準的な手術用マスクは役に立ちません。これらのマスクは、飛沫を寄せ付けないように設計されており、着用者が他人を病気にさせないようにすることを目的としています。 」

「健康な人にマスクを着用することで保護されるという証拠はありません。彼らは誤ってそれらを着用し、彼らはより頻繁に彼らの顔に触れているので、彼らは感染のリスクを高めます。」

コロナウイルスに対する本当の対策とは

同氏は対策について、以下のようにコメントしています。

「(中略)何度も繰り返し聞いていますが、本当に、本当に、正直にコロナウイルスから身を守る最善の方法は、定期的に石鹸と水で手を洗うことです。」

「コロナウイルスは「エンベロープ」ウイルスです。つまり、脂質の外層である脂質膜の外層を持っています。「石鹸と水で手を洗うと、この脂っこい脂肪層を「溶かして」ウイルスを殺すことができます」

・食事の前後に手を洗い、顔、特に口と鼻に触れないように訓練してください。

・顔や他の細菌が付着した表面(ドアノブなど)に触れた後、石鹸と水を使用できない場合に備えて、手指消毒剤を持ち運びます。

・呼吸器ウイルスだからといって、呼吸を通じて体内に侵入するわけではありません

・汚染された手が口や顔に触れると侵入することがあります。ですから、手を洗ってください。最初に手を洗わずに口や顔に触れないでください。

・社会的距離を確保することもできます。咳やくしゃみなどの病気を見ている人がいる場合は、ほとんどの水滴が移動するため、少なくとも3フィートは離してください。


世界的にはすでにマスク不要を唱える専門家の声がよりはっきりと唱えられるようになってきました。

日本国内ではまだ「マスク徹底」が根強いですが、これが感染拡大に繋がらないことを願うばかりです。

出典:Forbs