外国人が見た大阪万博は”がっかり”期待を裏切ると酷評「USJに行くほうがいい」に日本人客から共感の声も

2025年、大阪・夢洲(ゆめしま)で開催されている「大阪・関西万博」。
未来社会のデザインを掲げ、世界からの注目を集める一大イベントですが、ある外国人ユーザーの投稿がX(旧Twitter)で大きな話題を呼んでいます。

投稿主は、これまで世界各国の万博に足を運んできた、いわば“万博ガチ勢”。そんな彼が日本での開催を心待ちにし、チケットも早々に入手したものの――いざ訪れてみると、待っていたのは想像を超える「がっかり体験」だったと言います。

万博オタクの“期待外れ”レビューが話題に

「EXPO2025 Osaka: A Soul-Crushing Flop(魂を砕く大失敗)」という衝撃的なタイトルで始まるこのレビューは、まさに一大長文レポート。

投稿主は、これまで訪れた中国・上海(2010年)、韓国・麗水(2012年)、イタリア・ミラノ(2015年)などの万博で感じた感動や高揚感を、「今回はまったく感じなかった」と語ります。

特に問題視しているのが、“予約システムの複雑さ”や“展示内容の薄さ”そして”熱意のなさ”.

「アプリは4つも必要なのに、どれも使いにくくてエラーばかり。まるで2005年に逆戻りした気分」と不満を漏らし、「日本がこんなにIT後進国だったなんて信じられない」とまで言及しています。

さらに、一部会場で導入されている“人気パビリオンの抽選予約も「ずっとアプリをリロードしていたのに、何度やっても取れない。結果、予約不要の、内容の薄い展示を見て、ぼったくりの高いフードを買うことしかできなかった」と、システムの欠陥を指摘。

そしてとどめは、熱意に対する不満です。

「日本は新幹線もあるし、スタジオジブリもあるし、寿司を握るロボットまである。そんな国だからこそ、世界に向けた“ラブレター”のような万博を届けられたはず。でも実際は、官僚主義と中途半端な実行力に足を引っ張られているように見える。」「2010年の上海万博は“世界的な未来ビジョン”で人々を魅了したし、2015年のミラノ万博は“食と文化の融合”で世界の注目を集めた。今回の大阪万博は…どうして“魔法”を忘れてしまったの?

このように、技術や文化の強みを“見せるチャンス”を活かしきれなかったことが残念だといいます。

「万博オタク」の言葉、かなり厳しい・・。

「大阪万博、楽しくて何度も行っているけど」「確かに外国人楽しそうじゃないもんな」…複雑な本音がにじむ声も

この投稿には、日本人ユーザーからも多くの反応が寄せられています。

特に目立ったのは、「これはもう“日本人として恥ずかしい”レベル」という、悔しさと失望が入り混じった声。

「私は何度も足を運んで楽しんでいるけど、たしかにアプリの使いづらさや案内のわかりにくさはずっと気になってた」「中抜きとか癒着とかがなければ、日本はもっとすごい技術を見せられたはずなのに」「確かに万博で外国人が楽しそうにしているとこ見たことないな…」と、同様の思いだったという声や

「海外からの来場者がこれを見てがっかりしているなら…やっぱり日本の技術って相当遅れてるんだろうね」「これまで“後進国”だと思っていた国々の方が、ITもUXも進んでるのでは…?」と、万博をきっかけに“日本の現在地”を意識させられたという声も。

また、「日本はハイテクの国だとちょっと前まで日本人自身も勘違いしていた。 そして官僚主義とのご批判は、ニッポンの本質に触れましたね、万博の1番の成果かも、と思う。」といった意見も散見されました。

一方で、「展示そのものはすごく楽しかった」「文化や技術に触れるきっかけとしてはいいイベントだと思う」など、ポジティブな感想も確かにあり、評価は決して一様ではありません。

今回の酷評が「ただの批判」に終わらず、“次の挑戦”へのヒントにしていきたいですね!

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