大阪万博のユスリカ問題、現在は? 「掃除機でキレイになってた」「減った気がする」来場者の口コミ

今年5月26日から大阪万博会場が対応に当たっているユスリカ大量発生に、実際の来場者からは「噂には聞いていたけど、想像以上に多くてびっくり!」という驚きの声が上がる一方で、「少し減った気がする」「田舎に住んでるから、この程度なら気にならない」といった、ポジティブな感想も聞かれます。

万博旅行を計画している人にとっては、ユスリカが快適な来場を邪魔しないか気になるところですが、どうやら、不快感を避けつつ万博を満喫するための「賢い過ごし方」も見えてきたようです。

大阪万博のユスリカ問題、現在は?

「ユスリカ等対策本部」を設置し、1日にも「防虫計画」がまとまったという万博の対策本部。すでに殺虫ライトやラケットで対策が取られているという万博会場。大量発生が問題視された当初に比べると、同じ時間帯でもかなり減少が見られるという声があります。

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すでに発生源は特定されているものの、夢洲が新しく造成された場所であることから、周辺環境との因果関係が不明なことが多く、今後の予測が立ちにくい状況。

現在は一時期に比べるとかなり少なく、ユスリカが光に寄って集まり出す夕方以降の時間、特に被害が多い大屋根リング最上階でも、数本の虫柱が目立つ程度で、かなり不快感は減少したといえます。

短命なユスリカの特徴から、一時的に個体数が減少しただけとも考えられ、これから発生サイクルが早くなる夏場に向けての課題は多そうです。

ユスリカの生態と寿命の目安

  • 一度に産む卵の数:数百~1,000個
  • 卵~成虫までの期間:約10~20日
  • 成虫の寿命:数日~1週間程度
  • 一年で何世代も入れ替わる(高温期は特に回転が速い)

「掃除機でキレイになってた」「減った気がする」来場者の口コミ

専門家や有識者らを交えた「ユスリカ等対策本部」の具体的な対策については明らかにされておらず、環境汚染を回避しながらの効果的な対策が実行されていくと見られます。

一方、万博会場ではすでにスタッフの手による掃除や侵入対策が功を奏し始めてもいます。

屋内への侵入を防ぐことに成功したパビリオンがあったり、大屋根リング上部や灯りの集まる場所で問題視されていた「ユスリカの山」を掃除機で片付けたり、電気ラケットで駆除するスタッフの姿も。

ユスリカはアレルゲンとして見過ごすことができないという側面もあるため、こうした対策には安堵の声も上がっています。

不快感を避けつつ万博を満喫するための「オススメな過ごし方」

それでも完全にはいなくなっていないのが現状。少なくなったとはいえ、」初めて目にするユスリカの数に驚く人の声も少なくなく、より不快感を避けるための対策をご紹介します。

  • 夕方18時半以降は「ユスリカが増える」前提でプランを立てる
  • 夜は大屋根リングなどの高い場所や、観葉植物などの湿気のある場所、屋外のトイレや水場は避ける(どうしてもユスリカが留まりやすい場所)
  • 虫除けスプレーを持参する
    大群には効きませんが、数匹単位でを忌避することはできます。ディートやイカリジンが配合されているものまたは、ハッカ油、ユーカリ油、ゼラニウム油、ラベンダー油などの天然成分の精油配合の虫除けが効果的。
  • マスクをする
    目や鼻、顔に接触する問題を減らすことができます。仮に接触すると、鼻炎や結膜炎、息苦しさなどのアレルギーを発症することもあります。

万博は快適に過ごそう

6月中旬以降は気温30度を超える日が続くと予想されている大阪万博会場。ユスリカ問題は喫緊の問題ですが、万博の期間も早くも3分の1を終えました。

まだ見たい場所、これから行ってみたいパビリオンを満喫するために、個々で出来る対策をしながら楽しみたいですね!

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