”友だちの車で出かける約束”やめさせた親に「英断」「改めて見ると危険フラグしかない」SNSで話題に

若葉マークの友人たちと車で出かける――そんな計画に“そっとブレーキ”をかけた親の対応が「英断だと思う」「改めて見ると危険フラグしかない」とSNSで話題になっています。
背景には、なくならない若者の危険運転事故がありました。

”友だちの車で出かける約束”親の心配に共感の声

運転免許を取りたての頃は、運転手が自分でも友人でも、怖さと危険が伴います。

今月も、運転歴の浅い若者が運転操作を誤り同乗の友人とともに亡くなるという痛ましい事故があったばかり。

このニュースが流れる少し前、SNSでは、ある保護者の投稿が注目を集めていました。

内容は、「息子が運転免許を取ったばかりの高校生の友人とスキーに行く計画」を知り、試行錯誤の後に車移動をやめさせたというもの。

投稿したのは、呉服のきくやてんちょ@gofukunokikuya)さん。

高校生になる息子さんとその友人が「卒業旅行」を計画したことに心配を抱き、その様子を投稿したのがきっかけでした。

当初の計画は、免許取り立ての友人が運転するレンタカーに、合計7人で乗り込み、スキーに行くというもの。
しかし、冷静に考えればリスクだらけです。

卒業旅行で免許取り立ての友人が運転するレンタカーで合計7人でスキーに行く計画を立てる。 マジでやめろと言って止めると理解したようではあるけれど、他の友人は行くつもりで計画が止まらないのでどう説得するべきか思案中。向こう見ずにも程があるんちゃうん(´・ω・`)

  • 免許取り立ての高校生が車を運転する
  • しかも合計6人の命を預かる
  • 重量が増え運転が難しくなる
  • 雪道の運転自体が危険
  • 大人数の乗車で集中力を欠く可能性

など、思いつくだけでも危険が多すぎます。

「向う見ずにも程がある」の言葉に、コメント欄にも多くの共感の声が寄せられ、

「厳しい事を申し上げますが、自殺行為に近いと思います。特に今年は各地で雪の被害も大きく、雪道に慣れている&車の装備もできている主人ですら「ヤバい」と言っていました。他の交通手段をお勧めします。」

免許取り立てで雪道&超重量級の同乗者&荷物。ハンドル取られてブレーキ効かなくなる恐怖を味わうだけでは済まなくなりそうです。 単独事故で済むとも思えないから、 やめてーーー!です。」

「雪国生まれです。まじで危ないです!雪道の運転は、アクセル・ブレーキワーク何から何まで勝手がちがいます。初心者が運転していい道路と違います。後続車も巻き込んで大変なことになりかねない

免許取り立て雪道ダメ絶対。普通にバスとか無難な選択をすべき。何かあった時、いろんな人に迷惑かかる。他の親御さんも許さないと思うんだけどなぁ」

と、”免許取り立ての高校生が7名でスキーに行く”ことがいかに危険で命知らずかということを説得する声で溢れました。

「過保護と思われてでも、止めるべきです。」

そんなコメントもある中で、呉服のきくやてんちょ@gofukunokikuya)さんは最終的に、車を使わず電車で楽しく旅行ができるよう、大人の力を使って車での旅行を回避。

無事に楽しい卒業旅行をさせる準備ができたようです。

「英断」「改めて見ると危険フラグしかない」

実はこの呉服のきくやてんちょ@gofukunokikuya)さんのポストには、「若気の至り」では済まされない数々の痛ましい事故の話が寄せられていました。

それらには共通点が・・。

  • 運転免許をとりたての時期
  • 友人や親せきの子を誘って大勢を巻き込む
  • 親の無関心や静止を振り切ったことで起きた
  • 「運転の未熟さ」による事故
  • 死亡事故であったり一生の後遺症を残す事故

投稿主さんと同じような状況であったことからも、

「絶対に止めて正解だった計画」であることが想像できます。

さらにこの投稿後にも、連日にわたり同様の事故が起きていることから

「やっぱり止めて正解だった」
「あれは親のファインプレーだった」
と、改めて賞賛と共感の声が広がっています。

若さは時に止められないほどの勢いがありますが、当時を振り返って「今なら親の気持ちがわかる」といったコメントも。

命を守るためには、時に“嫌われる勇気”を持つことも、親として大切な役割なのかもしれません。