モラハラやDVする男の特徴・別れ方と復縁したい人のための対処法

「モラハラ男とDV男からすぐに逃げて」。と言われても別れられない女性は多いもの。第三者が介入しないとなかなか解決しないことの多い、モラハラやDV。

特に恋愛関係においては互いに必要としあう泥沼の関係になりやすい上、別れも非常に辛く、一緒に過ごした期間に応じ長い年月、複雑な感情で苦しむ傾向にあります。

今回はその渦中にいる女性に向けた、モラハラ・DV男の特徴と、関わり方についてまとめました。

モラハラとDVの違い

モラハラ: モラルハラスメントは、主に言葉や態度、精神的な手段を使って相手を攻撃し、心理的に追い詰める行為を指します。身体的な暴力は伴わないことが多く、主に精神的・感情的な虐待が中心です。

DV: ドメスティックバイオレンスは、身体的な暴力を含む、あらゆる形の虐待や支配行動を指します。身体的暴力に限らず、精神的、性的、経済的な虐待も含まれます。

モラハラやDVする男の特徴(見た目・話し方)

モラハラやDVをする男の特徴には多くの共通点がありますが、そのどちらも、「囲い込むまで本性を出さない」という特徴があります。初見で見破ることはかなり困難だと言えます。

加害者の多くは自分の心の闇や、怒りをコントロールできない自身の特徴を知っているため、自分より下であるという確信を持つまでは「人当たりの良い完璧な男性」を演じるのです。

1.見た目

日常に暴力が身近であった生い立ちであることが多く、目に光がない、のような鋭い眼光が特徴ですが、普段は外面が良いため出会ってすぐの頃はそう簡単に気づくことができません。見抜くチャンスは「初めに怒りを表に出した時」。

パートナーの男性が怒った時、その動機だけでなく、その目や口にも注意してみてください。眼光が鋭く、歯の食いしばりで口角が歪んでいるなどの特徴が挙げられます。

これは日常的に抑えている強い怒りが噴出したもので、一度爆発させると、モノや人を傷つけて気が済むまで長時間、興奮状態にあるでしょう。

2.話し方

何度か会って話すうちに、人に対して異常に暴力的であったり、反社会的な武勇伝を語ることがあるかもしれません。モラハラやDVをする男は周囲をよく観察していることが多く、自分以外の人間が全て自分より下であるかのような発言をする場合があります。

その時に見せる姿がその男性の本性であり、怒りが収まり何事もなかったかのように見えたとしても、その後怒りのボルテージは爆発の度に上がり、その頃には被害者の前では「人当たりの良い完璧な男性」の姿はすっかり消え失せています。

モラハラやDVする男の特徴

モラハラ加害者やDV加害者の特徴は、セイシル(運営元:株式会社TENGAヘルスケア)が作成した「デートDVチェッカー」と一致します。(リンク先はNHK『デートDVチェックリスト どんな行為が該当?「機嫌が悪いと無視する」などは要注意』より引用

その特徴を男性目線で紐解こうとすると、精神年齢を一つの指針として見ていく方法があります。なぜなら彼らの行動には成熟度の欠如や未熟な感情処理が見られることが多く、心理学的にも「精神的に未成熟」と捉えられることがよくあるためです。

パーソナリティ障害として「愛着障害」「反社会性障害」という名でもその特徴を捉えており、これらの症状が当てはまるケースは少なくありません。
具体的には、次のような未成熟な特徴があります。

1. 自己中心的な思考(幼児期から少年期の特徴)

モラハラやDV加害者は、自分の欲望や感情を最優先にし、相手の気持ちや立場を理解する能力が乏しいことが多いです。これは幼い子どもが自分中心の視点を持ちやすい状態と似ています。相手の苦しみを無視し、自分の満足を優先する行動は、精神的に幼児的な傾向があると言えるでしょう。

  • 対応する精神年齢: 5〜10歳

2. 感情のコントロールができない(少年期から青年期の特徴)

加害者は怒りや不安、嫉妬といった感情を適切に処理できず、それを相手にぶつけることがあります。成熟した大人は感情をコントロールし、冷静に問題を解決する能力を持っていますが、加害者は感情的に爆発しやすく、暴力や言葉で相手を攻撃します。これは、感情をコントロールする能力が発展途上である子どもや思春期の若者に見られる特徴です。

  • 対応する精神年齢: 12〜16歳

3. 共感力の欠如(幼児期〜少年期の特徴)

他者の感情や視点を理解する「共感力」が欠如していることも、モラハラやDV加害者によく見られます。自分の感情や欲望が最優先であり、相手の苦しみや痛みに対して無関心であったり、それを軽視したりします。共感力は成長過程で発展するものであり、共感力の低さは精神的な未成熟さを示すものです。

  • 対応する精神年齢: 4〜8歳

4. 責任転嫁や言い訳をする(少年期〜青年期の特徴)

加害者は、自分の行動に対して責任を取ることを避け、相手や周囲に責任を転嫁することが多いです。自分の問題を認めず、他人のせいにするのは、成熟した大人ではなく、まだ責任感が発達していない子どもや思春期の特徴です。

  • 対応する精神年齢: 10〜15歳

5. 自己評価が低く、他者からの承認を求める(青年期の特徴)

多くの加害者は表面的には自信があるように見せますが、内面では自己評価が低く、他者からの承認を必要としています。この不安定な自己評価が、他者を支配したり束縛したりする行動につながります。自信を持てない青年期に見られる特徴と重なる部分があります。

  • 対応する精神年齢: 16〜20歳

総じて、モラハラやDV加害者は「感情面や人間関係において未成熟な部分が多い」と言えます。年齢的には成人していても、精神的には幼児的・思春期的な未熟さが残っているため、適切な感情の処理や他者との健全な関係構築が難しいとされています。

理想論としては、これらはすべて心理的な傾向であり、全ての加害者に当てはまるわけではありません。精神的な未成熟さは治療や自己認識の向上によって改善することが可能だと言われます。

別れ方と復縁したい人のための対処法

現実ではモラハラやDVは一度加害者が手を出すと、加速度的に酷くなることが確実視されており、もし少しでもモラハラやDVを疑うことがあれば、早急に第三者に相談してください。

別れ方

別れ方としては、第三者を交えて別れを伝える方法、音信不通で逃げる方法があります。

まず一人では行動を起こさず、弁護士や警察に相談し、ありのままを事実を報告するのベター。物証などが乏しくても、身の安全を第一に考えるのであれば、一度警察に調書を取ってもらうことをお勧めします。

被害者にもしもの時があった場合に備え、加害者について知りうる情報を伝えると、は全国の警察署で情報を共有してもらうことも可能で、急な転居や転向でも転入先の最寄りの警察署・市役所から手続きができるように計らってもらうことが可能です。

モラハラは、共感能力の欠如がわかりやすく、話し合いというものができない場合が往々にしてあるためです。別れ話に「傷つけられた、裏切られた」と強い拒絶反応から、相手を壊す=危害を加えることまで起こり得るため、慎重な対応が求められます。

できるだけ情報を与えないことは相手を刺激しないように注意してください。

復縁の仕方

モラハラ加害者やDV加害者は、多くが幼少期に親から十分な愛を受け取ることができなかった人々である傾向があります。被害者の中にはパートナーのそのような環境を理解し、これからも支えていこうと感じる人もいるでしょう。

しかし良好な関係を築いていくためには上下関係暴力といった歪んだ愛情表現をやめさせる必要があります。

精神的な発達障害に着目すれば、精神的な未成熟さは治療や自己認識の向上によって改善することが可能だと言われます。

中には加害者・被害者双方が受けられる「プログラム」もあり、そうした期間を利用することで、健全なパートナーシップを再構築するカップルもいるようです。

モラハラ解決屋相談所 Re:gene(リジェネ)

決して一人で悩まず、第三者を介していくことで、良好な関係を作っていくことも可能です。適度んば距離を大切にしながら、お互いを大切にできる関係を築けるよう工夫することが大切になっていくでしょう。