英国館のアフタヌーンティー5000円、苦情で現在は進化(?)→「多国籍プレートになっとる」イギリスらしくて楽しいと話題に

大阪・関西万博の英国館で提供されていた「アフタヌーンティー」が、SNS上で「メニューと実物が違う」「がっかりした」と炎上。
これを受けて、英国政府代表は「快適に過ごしていただけるよう取り組んでいく」とコメントしました。

対応も早く、現在はリニューアルされたアフタヌーンティーが登場。
SNSでは「多国籍プレートになっとる」「イギリスらしくてほっこり」と、その意外な進化に注目が集まっています。いったいどういうこと?!

英国館のアフタヌーンティー5000円、苦情で現在は進化

SNSで注目を集めたのは、大阪・関西万博の英国館で提供されていた「アフタヌーンティー」(税込5000円)。 本場イギリスの優雅なひとときを味わえるとあって、やや高めの価格ながら人気のメニューでした。

ところが、実際に訪れた人からは驚きの声が。

来場者を驚かせたのは

「メニュー写真と全然違う」「紅茶は紙コップで提供されるし、お湯もおかわりしにくい」「スコーンが2個→1個になってるのに説明なし」という点でした。

TVで宣伝していたもの。メニューにかなり差があります。出典:Twitter

万博がオープンして半月足らずで、「メニューがなんだか粗末に変わってしまった」といった指摘を投稿すると、

TVで紹介されていたメニューとも差があるとして、 「日本製のプチケーキも入ってるし、原価安すぎない?」「これで5000円?」「デザートを乗せるプレート、IKEAの北欧風プレートなのもお金かけていない感」などとさまざまな批判的なコメントが寄せられ話題となりました。

「多国籍プレートになっとる」イギリスらしくて楽しいと話題に

その声を受けてか、現在では改良されたと思われる新バージョンのアフタヌーンティーが提供されています。

それがこちら。

4月の28日に投稿され炎上したもの、30日に投稿されたものとはかなりメニューに変化があります。

投稿された新バージョンでは、紙コップだった紅茶はティーポットとカップでの提供に。スコーンやケーキの構成も見直され、全体的に満足度がアップしています。

一方で「英国式アフタヌーン・ティーを謳っている」ところに着目する人からはこんな声も。

「本場の英国式とはなんか違わない?」

「これ、高級すし店でカリフォルニアロール頼むくらいヘンテコだよ、笑い話になるくらい変。」

その意味とは・・?

実は、このメニューで使用されている道具がすべてイギリス本場のものではないことで、見る人からは少し違和感があるようです。

  • 歴史上確執のあるフランスで生まれた「フレンチプレス」を使用(とはいえイギリスでも使われるそうです)
  • 紅茶を入れるカップはティーカップではなくコーヒーカップ(アメリカ)
  • ケーキスタンドはIKEA製(北欧風のもの)
  • メニューは簡易的かつ、ほぼ日本製では?の疑惑

見る人によっては、本場のイギリス式のアフタヌーンティーとは一線を画す違いがあるといいます。

「パリの寿司屋の緑茶に砂糖が入ってるぐらい衝撃でしょうねw」「日本の食文化「巻き寿司」です!と言って、「キンパ」が出てきたようなもの(笑)」といった冗談まで飛び出すほど、違和感を訴える声がありました。

とはいえ「いろんな文化を吸収してすぐに反映する国柄が良く出ていていい」「イギリスってまじめだからすぐに対応してくれるよ」と、迅速なメニューの変更や対応に、評価の声も上がっています。

当の大使館の反応はいかに?日本人は食べ物にだけは厳しいというのは本当かもしれませんね。

SNSの反応