キャベツが100円まで値下がりも、なぜ?「農家さん大丈夫?」「適正価格で売れてる?」日本の生産者を案じる声も

GWが明け、2025年1月には1玉あたり1,000円以上で販売されていたキャベツが、4月・1玉246円と値下がりし、とうとう小ぶりなものは100円を切るまでに値下がりました。米騒動の裏で、キャベツやレタス、ナスなどが一様に値下がりしたことで、安堵の声。
しかしその下がり幅に「農家さんに申し訳ない」「利益あるの?」と、農家の人々を心配する声も上がっています。

キャベツが100円以下に値下がりも、なぜ?

X(旧Twitter)では、キャベツの値下がりに驚く声も。1月には1000円や500円・・とあんなに高かったキャベツが、今は88円で売られているところも。物価高騰で野菜や果物を買い控えていた層にとってはとてもありがたい光景。なぜ急に値下がりしたのでしょう?

これは、2024年後半からの天候不順による生育不良が改善され、主要産地である愛知県や千葉県などで出荷量が増加したことが主な要因。気温や適度な雨も、キャベツの生育をよくし、供給が安定したことで価格下落となったそうです。ただし、生ものの性質上、野菜の価格も変動しがち。今後の天候や物流コストの動向によって、価格の推移はまた上昇する可能性があります。

この値下がりによってSNSでは

「お米が品薄だから助かる。料理のレパートリーも増えるね。」
「お野菜を使った料理がやっとしやすくなってきましたね! 自宅のご飯が彩り鮮やかになって助かってます。」
「米高騰のニュースだけじゃなくて、キャベツのレシピを紹介したほうが、農家さんも家庭も助かると思う。」

などの声が上がっています。

「農家さん大丈夫?」「適正価格で売れてる?」日本の生産者を案じる声も

一方、X(旧Twitter)では、農家さんの投稿も話題に。

Tomoyaきゃべお@@aatomoyaaaさんのポストによると、17日時点での出荷時の価格は一玉50円なのだとか。添付された写真には、とてもきれいなキャベツの姿がうつっています。

人件費や労働に見合うのか?とネットでは話題に。さらにスーパーでキャベツの値下がりを目にした人が投稿するポストも次々に上がると

「農家さん、こんなに安くて利益出るの?だいじょうぶ?」「なんか農家さんに申し訳なくなってきた」「たくさん食べて日本の農家さんを応援しよう」といった声も上がっています。

野菜農家の現状:メリットとデメリット

農家の方々は、

  • 種代・肥料・人件費・農機具・燃料などのコストをできる限り下げる
  • きれいな作物を作る
  • 効率的な作業
  • 販売ルートの確立
  • 適正な販売タイミング(春・夏が一番高く売れる)

これらがきちんとできて、うまくいけば年間で1000万円以上もの利益をだすことができるといいますが、生産者さんの悩みもまた少なくありません。

  • 天候や市場価格に翻弄される
  • 害虫や鳥害、獣害
  • 重労働・労働力の不足
  • JA経由の出荷の場合は価格決定権がない

などなど。今年のように供給過多で価格が暴落していると、どんなに努力しても赤字になってしまう場合もあります。儲けのためでけでは、とても情熱を燃やし続けることはできないのが、農家の仕事。

「誰かの食卓を支えたい」という使命感を持って野菜を育てている農家さんたちに、安く買える今だからこそ、感謝の気持ちとともに、積極的に食べて応援したいですね!

SNSの反応