山梨帰省の20代女性の行動履歴に猛批判「コロナと戦ってる全員を馬鹿にしてる」「身勝手すぎる」感染経路と深刻な懸念も

今月2日、東京都内在住の20代女性が都内と時間のある山梨県内を往復後に新型コロナウイルスへの感染が確認された問題で、女性が自覚症状がありながら複数の場所を出歩いていた上PCR検査後に自宅待機要請を受けながらこれを無視して帰宅したことなどが明らかになり、ネットでは大炎上する騒ぎとなっています。

山梨帰省の20代女性の行動履歴に猛批判

山梨県の発表によると、女性は都内で勤務していた20代の会社員。先月26日から味覚障害や嗅覚障害を自覚しており、28日まで出勤していました。

その後高速バスで山梨の実家に帰省し、友人らと買い物やBBQを行いますが、30日に勤務先の同僚の感染が発覚、帰省中の1日にPCR検査を行いますが、自宅待機要請を無視して整骨院やゴルフを楽しみ、翌日感染の知らせを受けるものの、「犬が心配で」1時間後には高速バスで都内の自宅に帰宅しています。

女性が虚偽の説明を保健所にしていた。女性は「飼っている犬が心配だった」などと述べているという。

県は感染者からの正確な情報収集を目的に特別チームを発足させているが、今回の虚偽報告については「実家で暮らす親族も女性と同じ虚偽申告だったので話の中で矛盾点は見つけられなかった」と話している。

出典:毎日新聞

行動時系列

4月26日から味覚と嗅覚(きゅうかく)に異常
4月28日まで都内会社に勤務
4月29日「15:15バスタ新宿発・山中湖旭日丘行き」の高速バス(京王バス)→「富士急ハイランドバス停」で下車。その後親族の車で富士北麓地域にある実家に帰宅。
4月30日友人らと車で買い物、友人宅でBBQ。その日に同僚の感染が判明。
5月1日帰国者・接触者相談センターに相談し、帰国者・接触者外来を受診。PCR検査→自宅待機を要請されるがそのまま整骨院を受診。さらに友人とゴルフ練習。
5月2日9時頃、陽性確認→高速バス(9:25 山中湖旭日丘発バスタ新宿行、京王バス)で帰宅。(富士急ハイランドバス停で乗車、新宿で下車、徒歩で帰宅)

・期間中、富士吉田市、鳴沢村、富士河口湖町に滞在していた。
・29日、30日、5月1日に友人男性(3日に感染が確認された感染者)と複数回接触していた。
出典:山梨県:新型コロナウイルス感染症患者の発生について(県内 55 例目 第 2 報)

各自治体で外出自粛が強く叫ばれる中でのこうした一連の行動に対し、「コロナと戦ってる全員を馬鹿にしている」「身勝手すぎる」という声が。

女性の行動の動機については詳細には明かされておらず、今後女性との濃厚接触者の感染がないことを願うばかりです。

濃厚接触に村八分も?感染経路と深刻な懸念も

今回女性の感染は同僚の感染があった女性は富士北麓地域在住。

住民同士の繋がりが強い地域の場合、感染者のいる家庭の特定や噂の回る速度も早いケースがあり、個人情報特定の末に関係者が心ない攻撃の対象になるのではないかという懸念が上がっています。

すでに地域で感染が確認された人の中には自宅の壁に落書きをされた、引越しを余儀なくされた、火をつけられたといった事例も発生しており、感染者を含め家族や関係者、地域への影響も不安が残ります。

ネットの反応