秋田県大仙市で販売されている鮭弁当、“ぼだっこ(劇塩辛鮭)めし”が今年、SNSで話題になっています。なんと、お弁当にして価格は150円!
しかしその見た目は真っ白なご飯の上に、親指の先ほどの小さな鮭がちょこん――「コスト削減なのか?!」「こんなのイヤだww」といった驚きもあって、遠方からのお目当てに来る人もいるほど、人々を購買意欲に駆り立てています。
だぼっこめしはどこで買える?売り切れの時も
この「ぼだっこめし」、正式名称は「げきからぼだっこ飯」。秋田県のJA秋田おばこが2024年春、地元のお米の消費促進を目的に考案しました。
この弁当は、秋田県大仙市にあるJAファーマーズマーケット「しゅしゅえっとまるしぇ」で購入できます。価格は1個150円とかなりお手頃。
発売当初は1日4個の販売でしたが、現在は1日100個超に増加。ただし午前中に完売してしまうことが多く、入手には運と早起きが必要です。
怖いか?
— クワガタ建設 (@bluegeiru) April 27, 2025
コレが秋田のぼだっこ弁当だ#しゅしゅみもコラボ pic.twitter.com/c5SQxJlIfb
そのお味は・・?
「ぼだっこ」は、塩分濃度10%以上の激塩鮭”を指す秋田ならではの愛称で、古くから保存食として親しまれており、ほんのひとかけらでもご飯が進む「ご飯泥棒」として知られています。
それゆえ、ご飯(約200g)の上に“ぼだっこ”と呼ばれる激塩辛の鮭がわずか5gだけ乗っている、まるでご飯の上の梅干しのような見た目。激塩辛の鮭だけに、普通の鮭弁とは味わい方がことなりますが、白ご飯が何杯でも食べられそうです。
この潔さとビジュアルがX(旧Twitter)でバズり、300万回以上表示される大反響になって以来度々話題になっています。
「ケチなわけじゃない」衝撃のビジュアルが話題
SNSでこの弁当が拡散されると、「コスト削減かと思ったw」「鮭ちっさすぎて不安になる」「これでもご飯が足りないレベル」といったコメントが相次ぎました。
この「ぼだっこ弁当」、ごはんと鮭の比率が極端ではあるもののけっして”鮭をケチっている”わけではないのです。
ぼだっこ弁当の「見た目」は知名度アップのためのネタ
だぼっこの性質上、ごはんに対するだぼっこは”ほんの少しだけ”でよく、塩辛さを知る人は「これでもごはんが足りないくらいだと思う」と言うほど。またこれほどインパクトのある弁当を出したのには、利益目的ではないある理由があったようです。
実際のところは、店舗を盛り上げることを目的としたもので「コストと時間をかけず、いかにインパクトのある商品を出すか」を考えた結果、この弁当が生まれたのだそう。
「こんなのイヤだ( ;∀;)」といった声もありますが、「でもしょっぱくてちゃんと米が進む」「塩辛い鮭少々に白米たっぷり口に頬張ると幸せ」と、好意的な反応が多く、地元発のユーモアあるアイデア商品としてこれからもっと親しまれていきそうです。
SNSの反応
ぼだっこっていう秋田名物の超しょっぱい鮭なんですが、このほんの少しの欠片ですら米足りないくらいには塩味強いです……!
— touka_kozuki@skeb募集中 (@0523Hibi) May 7, 2025
ただ、食べてみると結構やみつきで自分は好きですね。
鮭弁とぼだっこ飯は全然違う。
— あず△世界の不思議ゆっくり解説 (@AzusaLabo) May 7, 2025
ぼだっこ飯で通常の鮭のサイズ入ってたら
塩分多過ぎるからこれがちょうど良い🐟
秋田の名物品で美味しいよ。
この「げきからぼだっこ飯」は秋田のスーパーで売られているようですね。
— Little Prince (@child_story) May 6, 2025
サケはかなりしょっぱいらしく、POPには「ご飯足りないかも…」と書かれています。
一見すると、おかずが足りないと感じますが、ご飯が足りなくなる恐れがあるというのが面白いです。