2025年の大阪・関西万博、ついに開幕!……ですが、すでにちょっとした“困った”が話題になっています。
真夏日も出始めた4月、万博会場では水分補給が命! でも「給水所に長蛇の列」「自販機はガラガラ」なんて声がX(旧Twitter)でちらほら……。理由を探ってみると、ちょっとした“未来と現実のギャップ”が見えてきました。
給水所は行列、自販機はスカスカ──その理由は「現金NG」
実は大阪万博、完全キャッシュレス運営を掲げています。飲み物の自販機はもちろん、すべての店舗で現金が使えません。会場内には60台以上のチャージ機が設置され、交通系ICカードやコード決済、クレジットカードなど約60種類の決済方法が使えるハイテク仕様になっているんです。
が、しかし。
「スマホ持ってない中学生が自販機使えない」 「年配の方は現金が主流だから困るんじゃ…?」
そんな“現実的な声”も上がっています。
大阪・関西万博はキャッシュレスも重要なテーマ。現金しこたま持っていっても、ジュース1本買えないのだ。交通ICカード持ってて良かった。また、ジュースの自販機はガラガラ、無料の給水器に大行列なのも滑稽だ。いつの間に、この国はそこまで貧しくなってしまったのか?#EXPO2025 #大阪・関西万博 pic.twitter.com/VwUAT2RuoP
— 広瀬 隆之 (@kouryudo) April 19, 2025
特に目立つのが、給水所の行列問題。無料で水を汲めるステーションは複数あるものの、場所によっては長蛇の列。近くにある自販機はキャッシュレスのみで、現金派の人たちは使えずスルー……というわけです。
SNSではこんな声も。
「自販機はガラガラ、給水所にだけ行列って、未来感あるけど逆に不便すぎる」 「修学旅行の子どもたち、困ってない?」
それでもキャッシュレスを推す理由は? 偽造対策、窃盗防止…そして“未来社会の実験場”
ではなぜ、ここまで徹底してキャッシュレスにこだわるのか?
実はこれ、「未来社会の実験場」を掲げる万博のコンセプトにも関係しているんです。日本は世界に比べてキャッシュレス化が遅れていると言われますが、ここで一気にイメージを変えたいという狙いもあります。
会場のマップはこちら
また、現金を扱わないことで、
- 偽造コインの被害
- 自販機破壊による現金盗難 といったリスクの低減にもつながるという側面も。
万博の現金使用不可自販機の設置はこれを防ぐためだったのか
— 熊坂 (@hachisama56) April 15, 2025
カシコ! https://t.co/tPaFizTxyX
ただし、現金派のビジターにとっては「便利なはずの未来」が、少し不親切に感じられるかもしれません。
@gallagherpridham #大阪万博 #維新 ♬ オリジナル楽曲 – gallagherpridham
「一部の自販機だけでも現金対応にしたら?」という声もあり、今後どこまで柔軟に対応できるかが問われそうです。
未来ってワクワクするけど、ちょっとした“やさしさ”も必要かも?
テクノロジーの進化と、リアルな使いやすさ。そのバランスがちょっとズレたとき、「便利」のはずが「不便」になってしまうこともあります。
大阪・関西万博が掲げる「未来」。そこに、ほんの少しの“気づかい”が加われば、もっと多くの人が楽しめる場所になるのかもしれません。