【猪苗代湖】水難事故の経緯と原因は?「ボートのマナーの悪さ」にネットでも憤りの声

6日午前11時ごろ、福島県会津若松市の猪苗代湖にある中田浜で、2家族がクルーズ船に巻き込まれ四人が死傷する事故が発生。

事故の背景にはいくつかの不注意が重なったことが明らかになってきており、「防げたはずの事故で犠牲になった命」に、ネットでも憤りの声が上がっています。

事故の反省と周知が必要な猪苗代湖の水難事故の経緯と原因についてまとめました。

【猪苗代湖】水難事故の経緯と原因は?

事故が起きたのは6日午前11時ごろ。

被害にあったのは、福島県会津若松市湊町静潟の猪苗代湖で遊泳中だった千葉県野田市の小学3年、豊田瑛大(えいた)君(8-死亡)、小学5年の瑛大君の兄(10-軽症)、瑛大君の母(35-重症)と、栃木県栃木市の小学生男児(8-重症)。

事故の経緯は、豊田瑛大(えいた)君の父が運転するボートで浜から200~300メートル離れた現場周辺に4人を運び、けん引したバナナボートと4人を降ろした後に別の場所に移動。

その後、4人の側を別のクルーズ船が前方不注意で徐行せず通過し、スクリューに巻き込んだとみられています。

原因事故として現在分かっているのは

・遊泳場所は許可が降りた場所ではなかった。(ブイがなかった)

・クルーズ船の利用規約違反。(前方不注意、スピード違反)

この2点。

現在の調査では現場には4人がいることを知らせる旗などがあったかどうかについて調べが進められています。

「ボートのマナーの悪さ」にネットでも憤りの声

猪苗代湖には例年湖水客が多く訪れるといいますが、地元住民によるとボート客のマナーが悪く、事故が怖くて利用をためらうほど、と言った声もあります。

地元民「起こるべくして起こった事故」

「湖水浴客は危機意識を」

また、今年は新型コロナウイルスの影響を受け湖水浴場を閉鎖しており湖水浴客を守るためのブイもなかったとのことで、用意される湖水客用の遊泳場所が開設されていなかったという事情も。

誰にでもできる安全対策、危機管理意識を欠いた末に起きた事故と見る意見も多く、「被害にあった男児が可哀想だ」と憤りの声も上がっています。

ネットの反応