iOS13.7でCOCOA不要に?「まだアプリ消したらダメ」ネットで注意喚起の声も

今月1日、Appleは「iOS 13.7」をリリース。ネット界隈でも「大型アップデート」と驚きの声が上がる中でも注目を集めているのが新機能として追加された「接触通知」。

すでに日本で開発されたCOCOAと機能・役割は同じであり、COCOAからの以降も可能。この観点でのみ見ればアプリが不要となるとされています。

しかしネットでは「COCOAはまだ消さないで」という声も。その理由とは?

「まだアプリ消したらダメ」ネットで注意喚起の声

iOSのアップデートによりCOCOAが不要になる説について、ネットでは2つの理由から

「COCOAはまだ消さないで」という声が上がっています。

1.ログが消えてしまうため

まだ消してはいけない理由の一つは、ログ保管のため。

iOSユーザーは[設定]から「接触通知」を有効にすれば接触通知を受けられる状態になりますが、直近のログが14日分ない状態でCOCOAを削除してしまうと、濃厚接触者だった場合の通知が正確に行われない可能性があります。

2.PCR検査の公費(無料)適応されない可能性があるため

また、COCOAの利用で「最大のメリット」とも言えるのが、濃厚接触者の通知が来た際にPCR検査費用が公費負担されるというもの。

これが、iOSを利用した接触通知機能で適用されるという通達は現時点(9/2)で厚労省から発表がなく、保険適用での有料検査となる可能性があります。

COCOA利用者で濃厚接触通知を受けた際の検査についての説明はこちら→

新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)で通知を受けた者に対する 行政検査等について

さらに、アップデート後もシステムはトライアンドエラーが行われるため、すぐに接触通知機能が正確に動作するかは未知のところも。

実際にCOCOAも不具合の修正を続けて現行の体制を作り上げた経緯があり、iOSのシステムにおいても同様に「不具合の報告と修正」がひと段落してから初めて信頼できるものと見た方が無難かもしれません。

iOS13.7でCOCOA不要に?

こうした状況から、すぐにCOCOAが不要になるかについては否、と見た方が無難です。

ただし、アップデートした利用者からは「設定から確認できて便利」といった声も。

iOSの「接触通知」は、設定からいつでもON、OFFが可能。

すでにCOCOAユーザーの方はCOCOAは導入を続けながら、iOSの機能を試験的に使用してみると良いかもしれません。