鈴鹿市の新型コロナ感染者「遊興目的で」東京に行き感染「必要性などを一度考えなおして」呼びかけ

新型コロナウイルスの第２波とも見られる首都圏を中心とした感染拡大で、10日、三重県鈴鹿市の60代男性が新たに陽性であることがわかりました。

感染経路は「遊興目的で」で向かった東京の「接待を伴う店」だと言い、三重県の鈴木英敬知事は「東京都心部への移動は必要性などを一度考えなおして欲しい」と呼びかけ。

ネットでは男性の認識に対する非難や、誤った判断をする人にも「傾向」があるのではといった声も聞かれています。

鈴鹿市の新型コロナ感染者「遊興目的で」東京に行き感染

三重県での感染者確認は67日ぶりで47人目の症例。鈴鹿市では初の感染者となりました。

三重県の報告によれば、男性は１泊2日で東京に滞在。自宅からの往復は公共交通機関を利用していたことや、帰宅後も数回外出していることも明らかになっています。

行動歴
７月１日（水）公共交通機関を利用し、一泊二日で東京(台東区)を訪問
～２日（木）滞在中、繁華街の飲食店等を利用
４日（土）医療機関Ａを受診
８日（水）医療機関Ｂを受診、検体採取
※東京から帰宅後は、近所への買い物のため数回外出
症状・経過
７月６日（月）発熱（３７．２℃）
８日（水）本人が東京に行った後、東京で接触した方から、その方が新型コロナウイルス感染症に
感染したとの連絡を受けたた(利用した店の従業員が感染)め、自身も心配となって帰国者・接触者相談センターに相談
県内の医療機関Ｂを受診、検体採取
９日（木）ＰＣＲ検査により陽性を確認
１０日（金）県内の医療機関に入院調整中
＜現在の症状＞
発熱あり（３７．４℃）出典：新型コロナウイルス感染症患者の発生について｜三重県、CHUKYO TV news

新たに新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、鈴鹿市に住む無職の60代の男性です。男性は今月1日から2日にかけ遊興目的で東京を訪れていて、その際、台東区にある接待を伴う店を訪れていました。
男性は6日から発熱の症状が出ていて、訪れた飲食店の従業員が新型コロナウイルスに感染していたことが8日に明らかになったため、PCR検査を行ったところ、陽性反応が出たということです。
三重県は、男性は接待を伴う店で感染したとみています。三重県内の感染は47人目です。出典：CHUKYO TV news

2ヶ月以上に渡り、新規感染者0人を保ってきた三重県でこの様な形の感染者が出たことで三重県民からも「気持ちはわかるが・・」「頑張ってきたのに」「こんな軽率な行動をとる人のせいでみんなが不安に」などと落胆の声が聞かれます。

三重県知事は「東京都心部への移動は必要性などを一度考えなおして慎重に判断してほしい」と呼びかけ。

公共交通機関を利用し近所への感染も広げる可能性があるだけに、今後の県内外への往来については極めて慎重にならざるを得ないと言えそうです。

ネットの反応

東京では7月1日67人、2日107人の感染者が出ており、その1週間前から50人以上感染確認され第2波が来たのでは？と言われ、しかも接待を伴う夜の店での感染拡大が懸念されていた中、出かけて接待の伴う店で遊興する60代…　感染予防に関する認識の高低は年代では無く、「その人」であると言う証明の様な事実ですね。