横浜市の異臭の原因は何?「地震の前兆か」「黄砂のようなモヤ」範囲と報告まとめ

10月1日、横浜市と横須賀市で異臭の報告が消防署に複数報告されていたことが明らかになりました。

消防隊が現場に到着した時には異臭はなくなっており、公には「原因不明」として処理されているものの、横浜市や横須賀市付近の異臭騒ぎは今年に入って4例目で住民の間で無視できない問題ともなっています。

異臭の原因について、異臭を感じた人の声と現場の状況の報告をまとめました。

横浜市の異臭の原因は何?

現時点で、異臭の原因については特定されていません

異臭が確認された時間はおよそ40分間。SNSでは「タンカーの燃料交換の匂いでは」「ゴミ焼却の匂いでは」などの憶測もありますが、定かではありません。

また付近で不審火や事故が起きた報告もされておらず、異臭のエリアが比較的広範囲であることから、謎を呼んでいます。

異臭の報告例

NHKが報じたところでは、今月1日の午後6時20分頃、横浜市中区、南区や港南区、戸塚区などで「ゴムが焼けたような臭いがする」などの異臭報告があったとのこと。

またその40分後には横須賀市で「市内でガスくさい臭いがする」という報告。現地で横須賀市消防隊が確認したものの、原因はわからなかったといいます。

またネットでも「ゴムくさい異臭がしてた。 アスファルト工事の臭い?って思ったけど、やたら広範囲だったんだよなー。」「時々ほんと何が焦げてるのって思える。」「薬品っぽい匂いに私は感じた。ダンナはペンキ系と言ってた。」といった異臭を感じた人のコメント。さらに3日にも「油臭い」といった別の異臭とも見られる報告も上がっています。

匂いは「ゴム」「ペンキ」「薬品」などで例え方も様々。SNSで情報提供する方の中には異臭で気分を悪くした人もいるといい、健康面への心配も軽視できません。

さらに、「去年も一昨年もあったよね・・。」という声がある通り、同様の事例が今年だけで6月以降、立て続けに確認されています。

原因不明な上に度重なる異臭騒ぎに、「真相が知りたい」「詳しく調査してほしい」といった要望の声も。

神奈川県は原因を調べる予定とのことで、今後原因の特定に期待がかかります。

1日午後6時20分ごろ、横浜市中区で「ゴムが焼けたような臭いがする」と通報があったほか、午後7時ごろまでの30分ほどの間に南区や港南区、戸塚区などでも異臭を訴える通報が相次ぎました。

また、午後7時すぎには横須賀の消防に「市内でガスくさい臭いがする」という通報があり、消防によりますと、こうした通報は午後8時までに横浜市と横須賀市で合わせて10件余り寄せられたということです。

神奈川県内では横須賀市と三浦市でも異臭を訴える通報が相次ぐケースがことし6月以降4回起きていますが、原因は分かっておらず県が原因を調べることにしています出典:NHK

「地震の前兆か」「黄砂のようなモヤ」範囲と報告まとめ

今回SNSの異臭報告の状況を見ていくと、「海の方は匂わなかった」「横浜市中区はすごい強い匂いだった」「横浜市南部や横須賀で臭った」など、海に面した陸地での報告が多く上がっています。

「黄砂のようなもやを見た」という目撃報告や限定的な異臭報告から光化学スモッグが発生したことも一説として考えることができますが、光化学スモッグ自体に「異臭」と言えるほどの匂いがなく、当時発生を知らせる状況でなかったことから、原因はまた別であるとも考えられます。

そんな中、絶えず声が上がるのが「地震の前兆では?」といった声。

ジャーナリストの有賀訓氏は FRIDAYの取材に対し、海底の火山活動によって異臭が発生している可能性を提言しています。

「異臭の原因は海底から噴き出たガスだろう」と話すのは、考古調査士の資格を持ち火山や地震活動に詳しいジャーナリストの有賀訓氏だ。出典:FRIDAY

未だ確かな情報はわからないものの、こうした一説から「災害」に備えることも良いかもしれません。