東京の有名ビジネスホテル「アパホテル」で、“ベッドの下に男がいた”という驚きの体験談が海外モデルのSNS投稿をきっかけに拡散。
インフルエンサーの投稿により世界中の注目を集める一方、国内のアパホテル利用者からは「信じがたい」「証拠は?」と冷静な声が相次いでいます。
X(旧Twitter)ではさまざまな憶測が飛び交う事態となっています。
アパホテルで”男性がベッド下にいた?ナタリシ・タクシシさんの動画にアパ常連が疑問視
「人生が終わったと思った」
そんな言葉とともに、あるタイ在住のモデル(登録者1万人のインフルエンサー・ナタリシ・タクシシさん)がSNSで語ったのは、東京のアパホテルに宿泊中、ベッドの下から見知らぬ男性が現れたという恐怖体験。
海外メディアに取り上げられると、国内でも波紋を広げています。
米「ニューヨーク・ポスト」などによると、モデルのナタリシ・タクシシさんは観光から部屋に戻った夜、異臭を感じてベッドの下を覗いたところ、男と目が合い、悲鳴を上げると男は逃走。
監視カメラはなく、侵入経路も特定されず、警察も身元を特定できていないとのことです。
日本のアパホテルファンが冷静に推理「ありえない」「内部の人間かも」
報道に対し、日本のアパホテル利用者たちはさまざまな角度から分析しています。
「確かにスーツケースが入るように設計された高さのベッドもある。でも人が入るって…どうやって侵入したのか謎」
「アパはルームキーがないとエレベーターにも乗れないし、部屋のフロアにも行けない。外部の不審者はまず無理では?」
こうした声から、「そもそも本当にあった話なのか?」といった疑念も多数出ています。インフルエンサーによる“盛った話”や注目集めのためのフィクション説まで浮上する事態に。
一方で「外国人清掃員が勝手に入ることはある」説も浮上
ただし、“一部ユーザー”からは違った視点の声も。
「わい、アパホテルに年間50泊以上するヘビーユーザーやけど、ベッドの下にスーツケース入る高さの部屋、ある。しかも清掃タイム(11〜14時)に外国人清掃員がノックもせず勝手に入ってくることがある」
といった、“内部スタッフが関与していた可能性”を示唆する声も見られました。
つまり、「外部からの侵入」ではなく、「内部スタッフによるトラブル」や「マニュアルを守らなかったケース」だった可能性もゼロではないということです。
アパホテルは“安全・快適”の象徴 ファンからは擁護の声も
アパホテルはその立地の良さ、清潔感、セキュリティの高さから国内外で人気が高く、「顧客満足度の高いビジネスホテル」として知られています。
だからこそ、今回のような報道に対し、ネットでは以下のような“怒りと擁護の声”が。
「こんな海外のよく分からない報道でアパの信頼を落とすの、許せない」
「これからも利用するし、応援してる」
「日本のホテルでそんな話、周りで一度も聞いたことない」
「証拠がない限り、インフルエンサーの発信を鵜呑みにするのは危険」
また、「中国人・韓国人お断り」という誤情報がSNSで再燃していますが、これは過去の政治的問題を巡る誤解であり、アパホテル側は“国籍で宿泊を拒否することはない”と公式に否定しています。
日本人も外国人観光客の「苦情」には敏感に
近年、円安の影響で訪日外国人観光客は激増中。観光業が活気づく一方で、「宿泊費をごまかす」「理不尽なクレームをつける」「商品を買い占める」「備品を持ち帰る」など、一部の外国人観光客によるマナー違反がSNSでたびたび話題に。そんな背景もあってか、今回のような“日本の安全神話”に傷をつけかねない騒動が起きると、「またか」「これも日本下げの一環では」と冷ややかに見る人が出てくるのも、無理はないのかもしれません。