遅刻する人の特徴と心理は?遅刻癖を治したい人のための習慣6選

待ち合わせの時間までに十分な時間があったはずなのに、いつも予定よりも遅れてしまう・・そんな悩みはあるでしょうか。
「今日は間に合うと思ったのになぜか遅刻。」「なんだかんだ、遅刻が当たり前になってきてしまった」・・。いつの間にか悪い癖がついてしまい、悩む人もいるかもしれません。

今回は遅刻をする人の心理と、遅刻癖をなおすためのとっておきの習慣をご紹介します。


遅刻する人の特徴と心理は?

遅刻をする人の特徴として、時間に対する考え方の違いや、優先順位の違いが挙げられます。ここではいくつかの項目に分けて挙げました。

1. 自分のために時間を使いたい意識が強い

遅刻を気にしない人は、「相手のために使う時間がもったいない、少しでも無駄をなくしたい」という意識が強い人であることがあります。

出発の時間が近づくほど、「あと少し、あと少し(時間があるはず)」と絶対に終わらない量のタスクを処理しようとして、結果的に遅刻してしまうことに。出発のギリギリまで自分のために時間を使おうとしてしまい、失敗するようです。

2. 相手の時間を奪うことや影響に気づかない

相手が待つことで感じる不快さや、自分の遅刻が周囲に与える影響をイメージしにくい人もいます。

待たされたら嫌な気持ちになる、物事の進行が滞る、ということへの意識が向かないため、無意識に「遅れても大丈夫だろう」という楽観的な考えを持ちがちです。「自分が相手に遅刻されたらどう思うか」という意識と結びつかない、共感能力が低い人にも、このような傾向が見られます。

3. 遅刻は悪いことではない、と学習している

遅刻をしても大きな問題が生じず、周囲も特に咎めなかった経験が続いたことで遅刻を肯定してしまうことがあります。「遅刻しても問題ない」という意識が根付いてしまうと、悪い意味で習慣化してしまい、何度も遅刻を繰り返すのです。

4. 時間管理や自己管理が苦手

ADHDなど、計画通りに行動するのが苦手な人もいます。ADHDの人が時間を守れないのは、本人の意思に反し、時間の感覚にズレが生じる、優先順位がつけられない、刺激により注意があちこちに飛んで集中できないといった脳の働きのコントロールがうまくできない、とされています。

このような状況だと「遅刻しても仕方ない」と思いがちです。

5. 約束の優先順位が低い

彼女とのデートの時間は絶対に遅刻しないけれど、飲み会や面倒な約束には遅刻するという場合があります。この場合、予定や約束に対する認識が軽いため、遅刻してもそこまで重要ではないと感じるのです。

約束や予定に対して「融通がきく」という考え方が根底にあるため、、遅れても問題ないと考えやすいです。このような心理の裏には、環境や性格が大きく影響していることが多く、他者への意識や価値観の違いが影響するケースが多いです。

遅刻癖を治したい人のための習慣6選

遅刻癖を治すためには、時間感覚を取り戻し、相手と時間を共有する意識を持つこと、約束を守ることのメリットを感じていくことが大切になります。

以下のことに注目して、遅刻しないためにぜひ習慣化してみると良いでしょう。

1.早く着いて待ち合わせの時間までにやることを用意する

「待ち合わせの時間よりも早く着くと、待ち合わせ時刻までの間が存しているように感じる」という人には、出発ギリギリまでやってしまいがちなタスクを、先に到着してからやる、という方にシフトすると、時間を守ることに成功します。

予定よりも早めに到着してから、やりたかったことをするのがおすすめです。やることは変わらないのに時間が守れて、心にもゆとりを持つことができます。

2. 時間に「大幅な」余裕を持たせる

出発時間に「バッファ時間」を持たせ、交通機関の遅延や準備の手間取りに備えます。

遅刻する人がやりがちなのは、出発から到着までの時刻に「着替える時間」「靴を履く時間」「渋滞の時間」「車を停める時間」「目的地まで歩く時間」などを含めていないことです。

よく「5〜10分前に到着するように」と言いますが、遅刻癖のある人は1時間くらい早く到着する見積もりで行くとうまく行きます。

3. 予定を前日に確認して支度する

遅刻する人の中には、持ち物などの準備不足を思い出して時間が足りなくなるケースがあります。リマインダーを設定するなどして、前日までに持ち物や移動手段、到着と出発時間の確認などをしておくのが良いです。

場合によっては当日に変更があったり、忘れ物に気づく場合もあります。こうすることで慌てず、スムーズに出発することができます。

4. 余計な行動を控える

外出前に他のこと(SNSチェックやテレビなど)をすると、予定に集中できず時間を奪われがちです。出発前は「本当に必要な準備だけ」に集中しましょう。

5. 「時間を守る」ことへの価値観を再確認する

自分が遅刻をされたら不快になる、と考えることも大事ですが、遅刻をしないことが、自分を含めた全体の利益になるというメリットに気づくことがとても大切です。

遅刻しないことは信頼を築く大事な要素であり、時間通りに行くことが周りとの良い関係を築くための第一歩。この意識が、行動にもポジティブな影響を与えるため、毎日少しずつでも実践していくことで、自然に時間を守れるようになっていくはずです。

まとめ

遅刻が癖になってしまう自分自身に悩んでいる人でも、自分の心の動きを知り、新しい行動を取り入れていくことで、しつこい遅刻癖にも効果を発揮していくはずです。

「遅刻する癖を直したい」意識を持ったことが大きな一歩。大丈夫。きっとあなたならできますよ。