【福岡市】園バス置き去り事故の園長逮捕は?死亡事故以前から双葉保育園に疑惑の声も

福岡県中間市の私立双葉保育園で29日、送迎バス内に誤って置き去りにされた園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(5)が死亡した問題で、重大な過失の疑われる園長に非難の眼差しが向けられています

一夜明けた30日、とうまちゃんの母にも『ご迷惑かけて申し訳ない』という趣旨の話以外に説明がないと言う私立双葉保育園。

亡くなる前の冬生ちゃんの言葉や園児の保護者の話から、以前から杜撰な保育環境だったことが疑われています。

死亡事故以前から双葉保育園に疑惑の声

私立双葉保育園は福岡県中間市にあり、社会福祉法人新星会が経営する認可保育園。

1948年から運営開始という長い歴史を持ち、現在は140名の園児を6名の教員で預かっています。

2017年頃までの口コミを見ると、双葉保育園を選ぶ保護者の多くは「家から近い」「明るい雰囲気という口コミ」を理由に挙げており、一部からは「子供が楽しく通える園」「清潔で好感が持てる」といった口コミの投稿もある、ごく普通の園にも見えました。

一方で、亡くなった倉掛冬生(とうま)ちゃん(5)の発言が、園内の異常な様子を表している様だとして、ネットで注目が集まっています。

冬生ちゃんは園での様子を楽しそうに話してくれていた。「きょうはスイカ取りに行ったよ」「ひらがな書けたよ」――。友達とも楽しく過ごしているようだった。しかし、度々「園長先生に嫌われないようにちゃんとしなきゃ」と口にするのは気になっていた。「本当は預けたくなかったが仕事があって仕方なかった。預けてしまった私のせいだ」。母親は涙ながらに自責の言葉を繰り返した。出典:毎日新聞

朝の挨拶もはっきりとした声でできるほど利発な子だったという冬生(とうま)ちゃんが、プレッシャーを感じていたということなのか・・。

この事故が起きる11ヶ月前には

<<保育士としてありえない発言が多い。先生の勉強不足、対応力ないのを親や子供のせいにしてくる。組織としての対応も残念。>>

と、こんな口コミが上がっていました。

さらに、

他の保護者は「以前から園児の扱いが雑な感じがしていた」と語気を強めた。出典:毎日新聞

とも。

【福岡市】園バス置き去り事故の園長逮捕は?

現在までに、保護者が納得できるだけの説明を果たしていない福岡県中間市の私立双葉保育園。

「本当は預けたくなかったが仕事があって仕方なかった。預けてしまった私のせいだ」と話す母の無念さに胸が苦しくなる、とネットも涙する声が上がっています。

今回の事故の原因は点呼と名簿のチェック、バスの見回りなど、基本的な確認作業を行い、さらに欠席確認まで行わなかった園及び園長の過失によるもの。

今回の事故では保育責任者に対し、業務上過失致死罪が成立する可能性が非常に高いと見られています。

業務上過失致死罪とは①業務上必要な注意を怠り②これにより人を死亡させた時、被害者やその遺族が、事故の原因を作った側の人に対し、民事上の損害賠償請求を課すというもの。

さらに民事以外でも、事の重大さが認められる事で、園長が刑事裁判で有罪となり、国から刑罰を科せられる可能性もあります。

 

ネットでは「職員全員死刑でも許されない」「1番辛いのは親御さん、本当に辛い」と涙する声が続いています。

ネットの反応