iPhoneの「トロイの木馬」感染を防ぐ方法・駆除方法は?感染がわかる検査方法についても

今月24日、国際的な法人向けモバイルセキュリティ企業である「Wandera」が、AppAspect Technologiesが提供するアプリから「トロイの木馬」が複数検出されたことを明らかにしました。

現在アプリは削除されていますが、「iPhoneはセキュリティが強固だから安全」とは言っていられない現実を見せつけられた格好となりました。

この一報に「結局どう対策したら良いのか」「気づかないまま感染していたら怖い」と言う不安の声が上がっています。

iPhoneへのトロイの木馬の感染を防ぐ方法はあるのでしょうか。今回は防護方法と駆除方法・感染の確認方法についてまとめました。

iPhoneの「トロイの木馬」感染を防ぐ方法は?

今回、ウイルスの感染が検出されたアプリは全て「AppAspect Technologies(インド)」の開発したアプリ。

AppStoreにはこの企業(開発者)がアップロードしているアプリ51個のうち、17個からウイルスを検出したと報告しています。

Wandera公式→トロイの木馬を17個のアプリから検出

今回のウイルスによる被害の程度は確認されていませんが、アプリになりすまして侵入する性質上、気づくとすでに遠隔操作などを行われていると言う可能性も。

こうしたミスをしないために、もっとも良いのはセキュリティソフトのインストール。

駆除はセキュリティソフトで簡単に削除

万一ウイルスの感染アプリをインストールしてしまっても、スキャンし検出・削除が簡単に行えるのが最大のメリットです。

トロイの木に馬感染しないアプリの見分け方

一方、もしウイルスソフト以外で対策を考える場合は、以下のことに気をつけてみてください。

①アプリの開発元(国や会社の健全性)を確認する

②製品の説明や更新頻度を確認する

③アプリの評価を確認する

④リリースしたばかりアプリは一旦様子見

この中でもっとも有効なのが「アプリの評価(口コミ)」を確認。数ヶ月前から直近までの低評価のユーザーのコメントをみていくと、思いも寄らない事実がわかったりする場合があります。

例えば「広告のポップアップが邪魔だ」とか、「突然落ちる」、と言ったアプリの口コミを読むとインストールするのを躊躇いますね。

よくないアプリに対してはその理由と評価がきちんと反映されることも多いので、よくチェックしてみてください。

また、アプリ自体も本当にインストールする必要があるのか、をじっくり考えた方が良いでしょう。

感染がわかる検査方法は?

トロイの木馬は「同化してなりすます」タイプのウイルス。

ユーザーがスマホを触っていなくても、勝手に通信しウイルスをダウンロードしたり、個人情報を抜き取ったりと言う悪さをします。

見た目が派手でない反面たちが悪いのですが、感染している疑いが高い場合、iPhoneに以下のような症状が確認できるそう。

①スマホの動きが遅い、データ通信使用量の消費が多い

②突然カメラ起動をしたり変な音が鳴る

③身に覚えのないアプリが出現

④データが消える

③変なポップアップ

④突然シャットダウン。電源が勝手に切れる、再起動する。

⑤電池の減りが異様に早い。

など。

特にデータ通信量や電池の減りが早い場合、または電源やアプリが突然「落ちる」場合にはウイルス感染の疑いがあります。

もし疑いがある場合は、アプリ一覧から不審なアプリが増えていないか確認したり、疑いのあるアプリを消すことも一つの方法です。

ネットの反応