小樽市のスクールバス暴走の理由に憤り・運転手は逮捕の可能性

先月26日、北海道小樽市内の小学校で通学バスの男性運転手が故意にバスを暴走させ、複数の児童に怪我を追わせていたことが1日、明らかとなりました。

男性運転手は今後処分を受ける方針。同様の被害は報告されていないものの1度でも身勝手な理由で子供たちの命を危険に晒したことに厳しい処罰を求める声が上がっています。

小樽市の通学バス暴走の理由に憤り

事故があったのは8月26日。北海道小樽市立潮見台小の通学バスを運転する男性運転手が児童25名を乗せた状態で「急ブレーキ」を2度繰り返し、その反動で頭や首を座席にぶつけた複数の児童が怪我。

帰宅後、児童らが保護者に痛みを訴えたことがきっかけで事故が明るみになったと言います。幸い児童らはいずれも軽傷とのこと。

市教育委員会によると、運転手は暴走の理由を「騒ぐので静かにさせるためだった」と説明しており、警察は傷害容疑を視野に調べを進めています。

当時この通学バスは小学校の敷地内を出発し、各児童の家庭へ向かっていました。本来児童の命を危険から守る役割を果たすべきバスが、運転手の身勝手により危険にさらされることとなった事件に、

ネットでは

「子供相手に何やっとん」「スクールバスも安心して乗れない」「運転免許取り上げろ」

といった非難が相次いでおり「子供に限らず、他人に対する悪意が満ちてる気がする。」と、悪質な犯罪が身近になっている昨今を憂う声も上がっています。

運転手は逮捕の可能性

現在調査されている男性運転手の処分は「傷害」罪として捜査されていると見られていますが、新たに「バスの急停止中、バスの降車口が空いていた」という事実も明らかになりました。

最悪の場合も想定されたことから、世間に大きなショックを与えています。

小樽市教育委員会は「あってはならない事案。再発防止と安全運転の徹底に努める」とコメント。

児童たちがあわや大怪我となるところだった今回の事故。男性への厳しい処分だけでなく、学校側の安全に対する対策と再発防止への努力が必要となりそうです。