2020年1月6日、日本郵政は元総務相の増田寛也氏(68)を社長に迎え、新たな経営陣を発足させました。
東京都千代田区にある本社の年頭あいさつで幹部に年頭あいさつをした増田社長は、昨年の傘下のかんぽ生命保険の不祥事にふれ「(日本郵政グループの)創立以来の最大の危機」とコメント。
今後再発防止の陣頭指揮を執る考えを示した社長ですが、不祥事による10万人近い顧客の不利益と信頼を取り戻せるでしょうか。
増田寛也社長の経歴とプロフィール、世間の反応は?
増田寛也社長の年頭あいさつ
増田氏はグループ幹部に対する年頭あいさつで、傘下のかんぽ生命保険と日本郵便による保険不正販売について「(日本郵政グループの)創立以来の最大の危機だ」と述べ、問題の全容解明に全力を挙げる意向を表明した。
増田氏は「(契約者の)不利益を一刻も早く解消する。信頼を一歩一歩回復しないといけない」と強調。
その上で「愚直に誠実に謙虚に進んでほしい」と呼び掛け、顧客本位の業務運営の徹底を求めた。出典:共同通信
かんぽ生命不祥事とは
日本郵政傘下のかんぽ生命保険で保険料の二重徴収など顧客の不利益が疑われる違反行為があった問題。
18万3千件のうち、確認ができただけでも法令違反が48件、社内規則違反が622件あり、法令または社内規則に違反する疑いのある件数は1万2836件にのぼった。
調査結果によると、違反契約に関与した募集人は5797人と、募集人全体の1~2%に登る。このうちの約26%で、販売成績が「優秀」とされる人物だったことも明らかになった。
増田寛也(日本郵政社長)経歴とプロフィールは?
氏名:増田 寛也(ますだ・ひろや)
生年月日: 1951年12月20日生まれ・東京都出身
略歴:
1977年 東京大学法学部卒業後に同年4月に建設省に入省
1982 3月 千葉県警察本部運輸省交通指導部長・1986 4月茨城県都市計画局運輸局長・1993 7月建設河川省河川局計画担当官・1994 7月建設省建設産業部紛争調整官、同年 12月に国政参加を目指し建設省を退職。
1995年~2007年 小沢一郎らの支援を受け岩手県知事に就任
「改革派知事」の代表格として知られた。県知事時代の最高支持率は78%に達し、同時期の都道府県知事の中では東京都知事石原慎太郎の66%などを抑えて最も支持率が高かった。
2007年~2008年公務大臣知事出身の民間閣僚として総務大臣、内閣府特命担当大臣(地方分権改革)、郵政民営化担当大臣に就任(第1期安倍内閣)
2009年 東京大学の客員教授Gonggongzhengce学校、野村総合研究所コンサルタント
2016年7月 自由民主党・公明党・日本のこころを大切にする党から推薦を受けて東京都知事選挙に立候補したが、自由民主党前衆議院議員の小池百合子に敗れて落選。
2020年 1月 日本郵便社長に就任
ネットの反応
この方なら改革を成し遂げてくれると確信します。日本郵政を叩き直してくれると思います。
旧弊ありすぎるので、スクラップ&ビルド推奨。
元公務員では身内に甘くなるのでは?
これって?天下りじゃないんですか?元政治家が何故という感じです!
会社経営したことない人間が銀行経営できるとは思えない
この人が社長の座に就いたことが最大の危機だと。