「え、清掃前でこれ…?」退去後の部屋が綺麗すぎて清掃業者がざわつく事態に

数多くの“汚部屋”と向き合ってきた清掃業者「絶望クリーニング」さんが投稿した、“ほぼ何もせずにそのまま美しい”退去後の部屋が注目を集めています。

普段は垢・カビ・ゴミでカオスになりがちな水回り――浴室・トイレ・キッチンは、清掃現場の三大激戦区。見慣れた修羅場とは正反対の清潔感に、思わず投稿者も「い、一体…どんなファミリーが住んでいたんだ…」と、衝撃と感動のコメント。

「これで退去直後なの?!掃除前?!」と、SNSでも驚きの声が多数寄せられています。

話題となった「きれいすぎる退去後部屋」

話題となっている投稿は、「絶望クリーニング(@zetsubouseisou)」さんの以下の投稿。

退去後に清掃に入って気づいたという、現場の写真。

写真をみると、清掃前だというのに水回りや排水溝のヘアキャッチャー、ふろ場の排水溝のすべてのパーツ、これらが新築かと思うほどのきれいさに保たれていました。

部屋の状態からして築年数もそう古い様子はないものの、あまりの徹底したきれいさにはSNSでも驚きの声が上がりました。

ちなみに“普通の現場”はこうです

床一面に水垢、焦げ付きだらけのガスコンロ、目地にべったりと張り付けたままのビニールテープ…。
さらに別の清掃業者が気づかず放置された水場の汚れや修理の様子を見ると、原状回復の大変さが伝わってきます。絶望クリーニング(@zetsubouseisou)さんも「なんやねんこれ」のせりふが定番化してしまうほど、現場は一筋縄ではいきません。

さらに、同じ投稿内では別ユーザーから紹介された“退去後現場”の写真も。

これには絶望クリーニング(@zetsubouseisou)さんも「ふぁー!」とコメント。かなりショッキングです。

退去時の清掃ってどこまでやるのが正解?コメントで賛否

日常の業務では感動するほど、こうした「あたり」は稀なようです。しかし、実際、あるユーザーからはこんな質問が。

「2年ほどワンルームで暮らし、毎日自炊していましたが、退去時にピカピカに掃除しました。やりすぎだったでしょうか?」

退去時、入居していた者が清掃をしてもしなくても、清掃費用は管理費に含まれてしまうことがほとんど。そのため、清掃などせず、そのまま退去したほうが時間も労力も無駄がない、むしろ清掃するとそんな気がしてしまうという、だれもが一度は感じたことがありそうな、核心に迫る質問です。

これには同業の“洗い屋”さんから、こんな実情が。

「掃除機を丁寧にかけてくれるだけでありがたいです。
強い洗剤の拭き残しで逆に傷むこともあるので、無理のない範囲で大丈夫ですよ」

と、掃除は掃除機くらいでよいそう。ごみや不用品などは放置せず、しっかりと持ち出してから退去したいですね。

賛否もあるけれど…やっぱり“美しい退去”にはグッとくる

ネット上では

  • 「わたしも次に使う人のために掃除を心がけよう」
  • 「どんなに綺麗でもクリーニング代取られるから、やり損感がある…」

と賛否両論が上がる一方で、

  • 「100人に一人いるかいないかのレベル」
  • 「どうやって生活してたのか気になる…」
  • 「こういう人が前に住んでた部屋ならラッキーすぎる」

と、元住人への称賛の声も絶えません。

クリーニング代の請求は“きれいさ”に関係なく発生するケースが多いですが、
次の誰かのために部屋を整えていくという姿勢には、やっぱり心が洗われるもの。
清掃業者さんの驚きも、それだけ“気持ちのこもった暮らし方”が伝わったからこそかもしれません。