下里豪志のプロフィールや経歴とピアノ動画は?両親の育児・教育方法がすごいと話題に

2019年9月8日、世界的に活躍しているある「ピアニスト」とその母がすごい、と話題になっています。

そのピアニストとは、沖縄県出身の下里豪志さん。現在26歳の彼女は、性同一性障害、という心と身体が一致しないジレンマを乗り越え、母のサポートを得て世界的にも評価されるプロピアニストになったという異色の経歴を持つ人物。

「心は女性なのに、身体は男性」というマイノリティにきちんと向き合い、自らの努力で道を切り開いてきた豪志さんの輝かしい経歴と、その裏にあった母の育児・教育方法についてまとめました。

下里豪志のプロフィールや経歴とピアノ動画は?

下里豪志さんのプロフィールは以下の通り。

(出典:JAPAWALK)

氏名:下里豪志

生年月日:不明(26歳)

出身:沖縄県南風原町

経歴:10歳(4年生)からピアノを始める。

英語のスピーチコンテストで全国1位

開邦高校(芸術家音楽コース)を経て、
上野学園大学演奏家コースに入学。4年間特待生として在籍し、主席で卒業。

イタリア・ヤコボ・ナポリ国際ヤングピアニストコンクール第1位(最高点)

第1回ラザールベルマン国際ピアノコンクール第2位受賞

現在、イタリアのイモラ国際ピアノアカデミーに在籍、レオニード・マルガリウス氏に師事。
ボローニャ歌劇場ホワイエレスピーギにおいてのリサイタルを始め、その他歌劇場でのコンサートに出演。
2019年モーツァルト協会主催のコンサートシリーズにてリサイタル出演。
国内においては、沖縄ピアノコンクール金賞、2010アジア国際音楽コンクール第1位、イモラ国際ピアノオーディションinJapanにて2年連続第1位及び特別優秀賞第一席、かさま音楽賞受賞など。(出典:JAPAWALK)


下里豪志さんのピアノ動画は?

現在はイタリアのイモラ国際ピアノアカデミーに在籍し、レオニード・マルガリウス氏に師事しているという下里さん。

日本国内で演奏を見る機会は少ないようですが、演奏には繊細さと力強さが特徴的な演奏で世界的にも最高評価を得ています。

幸い下里さんのYoutube公式チャンネルで、1本の動画を見つけることができました。

圧巻の音色です。。これが世界レベル。。!

現在も「下里豪志」という名で活動している下里さん。演奏者名の読み上げ後に舞台に立つと驚かれることもあると言いますが、「名前を変えても性別は変わらない」とし、「私を受け入れてくれる人が多くいる。それ以上ぜいたくは言うつもりはありません」(出典:Yahoo!ニュース)とのこと。

この言葉が多くの人に希望と勇気を与えてくれるような気がしますね。

両親(母親)の育児・教育方法がすごいと話題に

輝かしい経歴と今後のさらなる飛躍が期待される下里さんですが、彼女を支えた母・倫子(りんこ)さんの存在が「すごい」とネットで話題になっています。

これまでの育児や教育の道のりとはどのようなものだったのでしょうか。

倫子さんは「人とのつながりや社会性を身に付け、大人になった時、その学びを自信につなげてほしい」という思いで幼い頃から様々な習い事をさせてきたそう。

幼少期から英語やエイサー、ダンス、ピアノなどさまざまなお稽古ごとを経験させてきた。人とのつながりや社会性を身に付け、大人になった時、その学びを自信につなげてほしいという思いからだった。特に4年生から始めたピアノは、目覚ましい上達を見せ、卒業アルバムには「ピアニストになる」と記した。(出典:Yahoo!ニュース))

2、3歳の頃から、心が女の子だということがわかっていたという倫子さんは、「悔いのない育児」のために夫をも説得し、全面的に豪志さんの気持ちを尊重していきます。

  • 小学4年生の時から、スカート
  • 小学6年時のプールも学校とかけあいながら妥協案を模索→特別に競泳水着に
  • 「女子の制服を着たい」と要望し、高校に掛け合い認めてもらった。

男女で制服などが違う学校という場では、周囲の理解への不安もあった場面もあったものの両親がサポートし、周囲に理解させていくことができたようです。

また母が習い事を勧めたことで得た「スキル」も、豪志さん自身が自分を肯定していく糧になったそうです。

こうしてメンタルも技術も強くなった豪志さん。

母の倫子さんが豪志さんの心を決して一人にしなかったことが、今の豪志さんでいられる大きな要因なのかもしれません。

素晴らしいですね!!

ネットの反応

ネットの声
将来のお子さんの事を考えて行動に移しているところ、個性を伸ばそうと努めているのが素晴らしいと思います
ネットの声
なかなかこんな理解ある母はいないと思う。良いお母さんだね。
ネットの声
子どもを尊重する。母親として尊敬します。
とぴこ
社会的少数派の子供を肯定する、ということは想像以上に難しいこと。偉大なお母さんですね。