首都高のぶた死亡に「そんな・・」脱走後の保護間に合わず悲しむ声も

18日、正午前、東京・足立区の首都高6号線で、トラックの荷台から輸送中のぶた1頭が脱走する事故があり、一時道路での渋滞が発生しました。

通報からおよそ30分後に警察が駆けつけるもすでに死亡しており、ネットでは「炎天下で弱ってしまったのではないか」「そんな・・」「かわいそうだ」という声が寄せられています。

首都高のぶた死亡に「そんな・・」脱走後の保護間に合わず

豚の逃走劇が起きたのは18日の正午すぎ。

逃走した豚の目撃情報が警察に多数寄せられ、現場ではぶたが50メートル逆走。30分後に警察官が駆けつけたものの、すでに死亡していたとのこと。

警視庁が確認したところ、豚は高速道路をおよそ50メートルにわたって逆走していて、警察官がかけつけた時には道路脇で横たわっていたということです。

逃げる途中で防護壁などに衝突したとみられ、まもなくすると死にました。

出典:NHK

豚の死因は衝突死と言われているが熱中症の疑いも

NHKなどは死因は逃げる途中で防護壁などに衝突し、横たわったのちに死亡したと報じています。

一方で、写真投稿者の画像では開口呼吸(熱中症の兆候)をする様子もみられ、猛暑による疲労が重なったとみられます。

出典:ANNニュース

豚は皮下脂肪が多い上に汗腺が少なく、体の熱を容易に放出できないために暑さにはとても弱い生き物。

炎天下では50度から60度以上にもなるアスファルトの上を歩くだけでも、相当体に負担がかかっていたことが予想されます。

さらに一部では「轢かれてしまった」という目撃情報もありますが、真偽や詳細は明らかになっていません。

脱走を目撃した人たちからはtwitterで「気をつけて運転して」「早く助けてあげて」などの声が上がっていました。

脱走後の死に「そんな」「さすがにかわいそうすぎる」

もともと死亡した豚は食用として飼育されていた豚で、体重は100キロ。

脱走の経緯としてトラックの運転手は、当時荷台に40頭いた他の豚の背上に乗り、トラックの柵を乗り越えてしまったのではないか、とのこと。

食用の豚の豚であるため行き着く先は食肉加工場であったことから、「よほど嫌だったのだろう」「トラックの中も暑かったのではないか」といった声も。

食用とはいっても、生き物が苦しむような環境にはして欲しくない、と輸送中の生き物の扱いには配慮を求める声も上がりました。

ネットの反応