俳優の舘ひろし(71)が13日、今年4月に立ち上げた「舘プロ」に所属した5人の俳優、アーティストのお披露目会見を都内で行い、かつて家族の様に過ごしたという「石原プロモーション」について回想。
自身が40年間在籍した石原プロモーションの匂いを残す様な「ファミリー感のある事務所」にしていきたいと語る中で、師匠と呼び慕った俳優の渡哲也との忘れられないエピソードを語りました。
渡哲也が周囲を驚かせた行動とは?
舘ひろしさんは渡哲也さんとの地方ロケで宿泊をした際、現場スタッフを困らせた、ある驚きの行動があったそう。
「夜中に思いつきでラーメン屋の屋台をホテルの中に呼び込んだこと」でした。
ことの始まりは深夜の2時に舘ひろしさんは渡哲也さんが晩酌をしており、たまたま渡さんが窓のそとにラーメン屋の屋台を発見したことによるものだとか。
舘:「私と渡さんと2人で二人でお酒を飲んでたら、(ホテルの)下を見たらラーメンの屋台があったんですね。『(その屋台を、)ホテルの中に入れて、チャルメラを吹いて廊下を走らせろ』とおっしゃったんです」
結局のところエレベーターに屋台が乗らず、実現は叶わなかったそうですが、マネージャーがラーメン店主からはOKだったとのことで、なんとも豪快なエピソード。
舘:「渡さんてすごく真面目な印象があるでしょ。そうじゃないんです。実は。綿棒を取り出してかくんですよね、そうすると『ひろし、アフリカのゾウさんや ライオンさんは 耳がかゆい時、どうするんだろうな』と、そういう質問を突然されるんですね。本当に困りました(笑)」
と、近しい者にしか見せない、純粋で好奇心溢れる渡さんの素顔を語りました。
17日には館さんが40年間所属した石原プロモーションの創始者・石原裕次郎さんの命日を迎えます。
舘:「新しい仲間をご紹介できて幸せです。裕次郎さんの墓前にも「新しい仲間ができました」と報告したい」
と笑顔も見せました。 舘プロ所属が決まったのは以下の5人。いずれも実力派。今後の期待にも注目が集まります。
出典:舘プロ公式HP
◆池田努(いけだ・つとむ)1978年(昭53)12月17日、神奈川県生まれ。舞台中心に活躍。特技は絵画、居合、乗馬など。昨年は映画「Fukushima50」出演。180センチ。
◆増本尚(ますもと・なお)1999年(平11)10月16日、静岡県生まれ。日大芸術学部在学中。歌とサッカーが得意。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」では織田信興を演じた。
◆小越勇輝(おごえ・ゆうき)1994年(平6)4月8日、東京都生まれ。舞台「テニスの王子様」「刀剣乱舞」など出演。昨年「人狼ゲーム デスゲームの運営人」で映画初主演。
◆竹内夢(たけうち・ゆめ)1999年(平11)10月15日、北海道生まれ。舞台、NHK・Eテレ「おとうさんといっしょ」レギュラーなど。ギターが得意でアーティスト活動も。
◆Anna(あんな)2000年(平12)1月31日、群馬県生まれ。日本とロシアがルーツ。舘主演ドラマの主題歌「ひとりの世界」でデビュー。TikTokフォロワーは60万人。
出典:日刊スポーツ