【ドーベルマン窃盗】飼い主と容疑者の接点いつから?盗難の経緯が明らかに

先月25日と今月11日、千葉県木更津市の男性宅から、親子のドーベルマン2頭を「脱走に見せかけて」盗んだとして男女3人が逮捕された事件。

その後のFNNの取材で、逮捕された男女が4月当初から計画的にドーベルマンを脱走させていた疑いについて否定する記事が発表されました。

【ドーベルマン窃盗】飼い主と容疑者の接点いつから?

記事によれば、ドーベルマンの飼い主と逮捕された岡島容疑者らとの接点ができたのは、先月に起きた1度目の脱走・保護の後だと言います。

「犬の保護に成功」「こんな劣悪な環境で」ドーベルマン窃盗容疑の3人 動物保護が“暴走” 飼い主攻撃も

この時、TV取材に積極的に答えていた岡島容疑者はTwitterで「こんな劣悪な環境で犬を飼ってはいけないよ。糞尿まみれ、ところどころに傷…。こないだ保護した時は傷なんてなかった…。どういうことなの?」

と、飼い主に対する不信感とみられる感情を吐露していました。

この時点から岡島容疑者の周囲の「保護団体の友人」が「この子達が絶対に幸せになれるように考えてくれていて」との言葉通り、の岡島容疑者に子犬1匹を、他の人に父親と子犬1匹をそれぞれ譲渡し、飼い主男性の元には母犬と子犬の二匹のみに。

その後も飼い主男性から保護しようと頻繁に電話をかけていたことが伝えられています。

ドーベルマン盗難の経緯が明らかに

ところが男性が応じなかったためか、8日に保護団体の女性(高橋容疑者とみられる)から次の様な電話が来たと言います。

そんな中、事件の数日前、男性のもとに、高橋容疑者とみられる女から「引き取った犬が腹をくだしているからエサが合わないかもしれない。もともとあげていたエサを売っている所に連れて行ってくれ」と連絡が入った。出典:FNNニュース

一緒に餌を買いに行った後自宅に戻ると、親子のドーベルマンが小屋からいなくなっており「盗まれた」と確信したとのこと。

4月25日:ドーベルマン4匹が所在不明に
4月25日深夜:ドーベルマン4匹を容疑者ら自称保護団体が捕獲
4月27日:岡崎容疑者がTwitterで「保護に向けて動いている」旨をツイート。5匹中3匹が譲渡される。
〜5月8日:2度目の所在不明までの間に複数回、岡崎容疑者から残り2匹の「保護」の打診
5月8日:午後1時半頃ホームセンターに呼ばれ、午後2時半頃、自宅に戻ると、2匹が失踪

木更津署は、容疑者の認否を明らかにしていないものの、さらなる余罪や共犯者が他にもいる可能性も視野に全容解明を進めています。

一方で飼い主男性は当初、Youtuberの男性の取材に対し、1度目のドーベルマン脱走についても容疑者のうちの一人の犯行によるものだと考えていた様です。

飼い主男性「前回おたくらも(捜索に)参加して?それもですね、その人たちの方の一人じゃないかと思ってるんですよ。その女の人は。女の人2人と男の人2人で、捕まえたってことで犬を抱えて立ってるんですよ。(4月25日のこととみられる)」

「記事のチラシを持ってるんですけどね、ドーベルマン4匹脱走って(記事見出しを見て)脱走じゃない。前回と同様に逃がしてるなんて決めつけて書いてる記事もある様ですけどね・・(以下省略)」

飼い主男性は「前回も今回も、ドーベルマンは脱走していない」と話していることなどから、飼育責任と保護団体のモラル、双方の問題にも焦点が当てられて捜査が進むものと見られます。