Twitterの公式アイコンが犬に・暗号資産「Doge」買い煽りか「これは酷い」「市場操作では」ネット物議

イーロン・マスク氏がCEOを務める新体制Twitterで3日、突如公式アイコンが「犬」になったことでユーザーの間で話題となっています。

「いつもの」青い鳥から変更されたリアルな芝犬のカラー画像。実は暗号資産のアイコンであることから「イーロンが推していた暗号資産の買い煽りでは」という憶測が概ね正しいようで、ネットで「これはひどい」と物議を呼ぶことに。

Twitterの公式アイコンが犬に

Twitterのホームアイコンに鎮座していた「青い鳥」が、全くの無関係に思われる芝犬のイラストに置き換えられたことで、仮想通貨ユーザーはすぐに察したようです。

実はこのシバ犬。2013年に人気となったインターネット・ミームの「ドージ(Doge)」のモデル犬であり、

今回のアイコンはこの犬をモチーフにした暗号資産・ドージコイン(DOGE)と全く同じものであることが指摘されています。

現在の1DOGEは現在日本円にして約12円。あなたは買う?

ドージコイン(DOGE)とは、元Adobe Systemsのマーケティング担当のJackson Palmer氏と元IBMのソフトウェアエンジニアのBilly Markus氏が中心となり開発されました。

ビットコイン(BTC)の利用用途が問題視されていた2013年にジョークとして考案され、同年12月にローンチしました。

すでに2022年の時点で時価総額1兆2,029億円、時価総額ランキング10位の暗号資産(仮想通貨)となっており、「GMOコイン」の紹介文によれば今後より実践的な暗号資産化を目指す姿勢を見せていた同コイン。

今回は計画されたものだったのか、イーロン氏単独の気まぐれにしては、価値が跳ね上がっており「これは酷い」「市場操作では」といった声も少なからず上がることとなっています。

買い煽りか「これは酷い」「市場操作では」ネット物議

実はこのドージコイン(DOGE)。マスク氏の推しコインとも呼ばれており、その影響力を利用して市場操作し、前年にも多額の資産を得たことで投資家から提訴されています。

一部の投資家は彼の発言によって生じた極端な市場の変化で大損した模様。これまでの経緯からも、今回も彼がも有している暗号資産で一儲けしようという計画のうちだと言えるかもしれません。

2022年6月16日 
イーロン・マスク氏は、ドージコインを誇大宣伝して利益を得たとして投資家(キース・ジョンソン氏)から提訴されました。原告のキース氏は、イーロン・マスク氏に約34兆円(2,580億ドル)の支払いを求めています。

訴状には、イーロン・マスク氏が「ドージコインには価値がない」と認識していた一方で、利益を得るためにドージコインを誇大宣伝したことや、ドージコインを利用したネズミ講のようなスキームを組んでいたと主張されています。

こうした背景から、「何だこれは」という困惑だけでなく「Twitter、アイコン変えてユーザーを煽るとか悪ふざけの度が過ぎる…」「いちいち悪趣味な感じなのが本当にムカつく!」という声が上がるのも無理はないでしょう。