先月25日にインド洋モーリシャスの沖合でインド人船長の操縦する日本企業の大型貨物船が座礁し、燃料用の重油が大量に流出した事故を受け、東京・大田区の繊維メーカー「エム・テックス」が19日、「油だけを吸い取る」特殊な技術を持つ製品を現地に支援することが明らかになりました。
同社の技術は過去の重油事故でも活躍。「ベルサイユのわた」という商品名でも有名で、名乗りをあげた企業の姿勢に賞賛の声が相次いでいます。
エムテックスの「油だけを吸い取る”ベルサイユのわた”」モーリシャスへ
エム・テックスは自社で開発したナノファイバー量産技術で2016年に特許を取得。
この技術を活用した超極細繊維「MAGIC FIBER(マジックファイバー)」は油だけを大量に吸い取ることができると言います。
エム・テックスの竹ノ下友基部長は「事故が起きたあと、何かできないかという思いがあった。美しい環境で、今回の事故が起き、現地の方々は大変な苦労をされていて、メイドインジャパンの技術を役立ててほしい」とコメント。
支援の労力を惜しまない姿勢に、ネットでは「心ある会社に素晴らしい技術」「こうした優良企業をどんどん知ってもらいたい」と賞賛の声が上がっています。
19日、派遣される国際緊急援助隊の専門家チームの第2陣が現地に届けることになっています。
エム・テックスの竹ノ下友基部長は、「事故が起きたあと、何かできないかという思いがあった。美しい環境で、今回の事故が起き、現地の方々は大変な苦労をされていて、メイドインジャパンの技術を役立ててほしい」と話していました。
なお、同社の技術は国内でも“ベルサイユのわた”として製品化されており、こちらも知る人ぞ知る名品なのだとか。
読売テレビ・朝生ワイド「#すまたん」のまるトクZIPに、
仰天スゴワザグッズとして #ベルサイユのわた
が紹介されました!‼️📺🙌ベルわた、油とるのにほんと便利です! pic.twitter.com/VRaEwhCTLP
— ベルサイユのわた@油吸着材byエム・テックス (@verwata_mtechx) August 5, 2020
メディアでの報道が少ない中での善意。
製品がいち早く現地に到着することを願うばかりです。
日本船がモーリシャスの海に1000トン以上の重油を流出させた事故。
日本メディアでの扱いが少ない気がする。重油の流出は続いており、このままだとこの綺麗の海に3600トンも流出させることになる。現地のボランティアの方々の必死の作業に、申し訳なさで胸が痛む。
🔽CNNhttps://t.co/decEDWHzWl pic.twitter.com/NiqogXVCW6
— ショーン🇺🇸フロリダぱぱおやじ (@papaoyaji07) August 11, 2020