三浦春馬さん死亡の時系列に違和感?「玄関にスリッパ」「小柄な男を目撃」真相についても

今年7月に自宅で死亡しているのが見つかった俳優・三浦春馬さんの死因について、三浦さんのファンの間では依然として「自殺ではなかった」とする主張が根強く存在します。

その理由には、大手メディアが軒並み二転三転報道内容を変えたことや、搬送先で対応した医療関係者の告発とみられるような情報も大きく関係しているよう。

徐々に初期の情報が消えゆく中、改めて時系列を整理し、噂となる「違和感」を洗い出してみます。

三浦春馬さん死亡の時系列に違和感?

三浦春馬さん死亡の時系列

現在、三浦春馬に関するお知らせ(2020年9月4日)にて以下の内容を正式な「三浦さんが亡くなる前の行動履歴」として公表。なお、事務所は三浦さんの死因を「警視庁の捜査結果、自死であると報告を受けた」と記しています。

午後から予定されていた仕事に向かうため、約束の時間に担当マネージャーが自宅へ迎えに行きましたが、メール・電話等に返事がなかったので、部屋へ向かいました。

インターフォンを鳴らしましたが応答がなかったため、管理会社の方に連絡し、部屋の鍵を開けていただき入室したところ、すでに意識のない状態でした。

応急手当をするとともに、すぐに警察と救急に連絡を入れ、病院に搬送されましたが、懸命な救命処置も及ばず14時10分に永眠いたしました。

その後、警察による現場及び時間経過の検証の結果、事件性は確認されず、検視の結果から死因は自死であるとの報告を受けました。

一部報道で「撮影現場に本人が現れないため、マネージャーが不審に思い自宅に確認に行った」と報じられておりますが、仕事の際にはマネージャーが送迎しておりますので、そのような事実はございません。出典:三浦春馬に関するお知らせ(2020年9月4日)

要約すると、

18日の午後から仕事で、約束の時間(具体的な時間避ける)マネージャーが迎えにいったがメールと電話に応答せず自宅訪問。

発見場所、発見時の状況については言及せず。

管理会社の方に連絡し、部屋の鍵を開け入室、救急搬送、14時10分に永眠

「撮影現場に本人が現れないため、マネージャーが不審に思い自宅に確認に行った」は事実ではない。

とのことです。

報道各社の情報(7月18日、19日)の様子

一方で、以下は三浦さんが亡くなってから報道されたニュースの抜粋。

メディアによって報道にばらつきがあること、また49日に公開したアミューズの発表とも情報が異なることが分かります。

この日朝から連絡がつかなくなっており、行方不明状態だった。このため、18日の撮影は中止となっていたデイリー(2020.7.18.15:37)

警視庁関係者によると、 「18日午後、東京・港区のマンションの1室で、クローゼットの取っ手にヒモのようなものを結び、そこに首を引っかけた状態で亡くなっていたそうです。仕事現場に現れず、連絡が取れないことを不審に思った三浦さんのマネージャーが部屋を訪れて発見。部屋の中からは遺書のようなものも見つかっていると聞いています」デイリー新潮(2020.7.18.17:45)

捜査関係者によると、三浦さんが仕事の現場に姿を見せなかったため、関係者が自宅を訪れたところ、クローゼットの中で首をつっている三浦さんを発見した。日本経済新聞(2020.7.18)

この日は仕事の予定だったが、仕事場に現れなかったため、マネジャーが自宅を訪問。スポーツ報知(2020.7.19 1038分:現在記事削除)

約束の時間になっても仕事場に現れず。プロ意識が高く、遅刻したことはなかったため、心配した担当マネジャーが港区内の自宅マンションを訪れ、午後0時35分頃、クローゼットの中で首をつった状態の三浦さんを発見した。SANSPO(2020.7.19 05:04)

三浦さんはクローゼットの中で、サーフボードと足首をつなぐひも(リーシュコード)のようなものを使って首をつっていた。その後、搬送先の病院で死亡が確認された。

 関係者は「(救急隊が)現場に到着した際には、心臓がかすかに動いていたようです。AED(自動体外式除細動器)を使って心肺蘇生を試みたようですが、ダメだったみたいです」と話した。スポーツ報知(2020.7.19 1038分:記事削除)

なお、三浦さんは遺族と相談の上、20日までに密葬されたことが報じられました。日本経済新聞(2020.7.20 21:14)

「玄関にスリッパ」「小柄な男を目撃」真相は

三浦春馬さんの死後、一部のファンが立ち上げた署名活動があります。署名募集のタイトルには「三浦春馬さんは本当に自死だったのでしょうか?」という言葉。署名では”警視庁に対し情報開示を求める”と主張しています。

署名運動が行われているページ→こちら

情報開示の理由として焦点にあげているのが、

1.三浦春馬さんの仕事状況について(思い詰めている様子はなかった)

2.自殺当日の時系列の関する不可解な点

3.報道に関する不可解な点

4.自死の判断理由が不可解な点

という物。さらに、同サイトの詳細部分では下記のように疑惑の詳細について記載されています。

・報道の情報が二転三転している。
・報道陣に「彼の他殺を疑わない、1日中、自殺と報道する」ように契約書を書かせたとの重要な情報があった
・三浦さんの亡くなる直前に何者かが自宅に訪問していたという報道が削除されている
・前夜の防犯カメラで彼が大切にしていたものを捨てる姿を確認したという、遺品整理を匂わす報道があった。
・自死の原因を、彼の親との関係や彼の性格が原因と決めつけるような記事が横行した
・Yahoo Newsでは、不可解な点に関する疑問の記事や過労に関して事務所の責任を問うコメント欄の書き込みが次々と大量削除された。

さらに他サイトでは

・搬送先の病院から「自殺ではできない傷」という情報があった。

・事前に大切なサーフボードが車から下ろしたままになっており、物を大事にする三浦さんの行為とは考えにくい

・玄関に来客用のスリッパがあった

・TBSニュースで”「隣人が小柄でサングラスとマスクをした男を見ている」”と報じた

・三浦さんの友人は皆他殺だと話している

・17日は契約の更新日だったが、それを拒否した

・・・

といった噂も。

決定的な情報なく「噂」のまま

こうしたソースはいずれも5チャンネルや匿名のTwitterとなっており、大手報道の記事で削除された物を除いて現在確認ができるのは、「三浦春馬さんが自宅で亡くなっているのをマネージャーが発見した」という情報のみ。

膨大なニュースに目を通しても、出てくるのは錯綜した情報とソース不明の噂だけでした。

「違和感」の原因にはメディアの先走りも?

数多くの報道が出ていても、三浦さんの「他殺か、自殺か」の噂が絶えない背景にはメディアの混乱があります。

事件発生後に速報が上がったのは7月18日15時9分。

先の署名活動の掲げる疑問点には「2.自殺当日の時系列の関する不可解な点」「3.報道に関する不可解な点」などが上がりますが、

多くの人が驚いた「速報の速さ」の理由は、一部メディアがWHOが2008年に策定した自殺予防 メディア関係者のための手引き」に記載されている「メディア関係者が自殺関連報道をする際に注意すべき点」に抵触した状態で報じたためと言われます。

日刊サイゾーはそうしたメディアのことを「センセーショナルな記事でPVを稼せごうとする一部のメディア」と喩えており、元日本テレビディレクターの水島宏明氏も「三浦さんの死の速報が入った7月18日(土)と翌19日(日)の放送をチェックして公表するとルール違反だらけだった」と話しています。

今回の件で初報を出したのは「日テレニュース24」で、7月18日15時9分のことだった。その一報を受けYahoo!ニュースがその記事の見出しをそのまま流用し、号外をだした。

この両者が、「速報:俳優の三浦春馬さんが死亡 自殺か」という “ガイドラインに抵触するような記事”を出したことで、それ以降続くこのニュースの扱いを決めたと言っていいだろう。出典:日刊サイゾー

こうした背景を元に考えれば、「時系列が不可解」という謎も「先走った報道姿勢のために、正確な情報を得るまでに報道が二転三転したから」という解釈ができます。

ただし上記は「早々に自殺と断定」「死亡状況の詳細な報道」をしたことが非難されているだけとも言えるため、「真実が覆された」可能性まで否定することができないのも事実です。

真相はやはり謎のまま・・。

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