2020年10月2日、トランプ米大統領(74)は現地時間の2日未明、メラニア夫人とともに新型コロナウイルス検査で陽性が判明したことをツイッターで明らかにしました。
トランプ大統領は現在74歳と感染による重篤な症状の危機もありますが、医師によると健康状態に問題はなく症状もないとのこと。
現時点で判明している容態や医師の対応状況についてまとめます。
トランプ大統領の容態と感染経路は?
[追記]3日現在、大統領に近い関係者の話で微熱と咳の症状が出始めているとのこと。CNNやTHE WALL STREET JOURNALによると、トランプ大統領の容態は現在良好で、Twitter上には夫婦ともに「気分が良い」とコメント。
大統領の医師を務めるショーン・コンリー氏も「現時点では元気」としており、現在はホワイトハウスに隔離状態にありながらも、主だった症状を示すこともなく落ち着いた状態であることを報告しているといいます。
Tonight, @FLOTUS and I tested positive for COVID-19. We will begin our quarantine and recovery process immediately. We will get through this TOGETHER!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 2, 2020
今晩、@FLOTUS(メラニア夫人)と私はCOVID-19の検査で陽性でした。検疫と復旧のプロセスをすぐに開始します。私たちはこれを一緒に乗り越えます!
入院先の病院は
大統領は現在ホワイトハウスに止まっているとのことですが、入院の有無や治療状況については公開されていません。
3日、金曜の内にウォルターリード病院へ搬送されたことが明らかになりました。
ホワイトハウスの関係者によると、トランプ大統領は、十分な注意を払って金曜日にウォルターリード病院に移され、医師がコロナウイルスによる症状を監視している間、数日間入院する予定だという。
ホワイトハウスは金曜日の初めにトランプ氏を倦怠感と軽度の症状を経験していると説明しました。ホワイトハウスの関係者は、この動きは大統領の医師と医療専門家からの勧告に基づいていると付け加え、詳細を述べることを拒否した。出典:THE WALL STREET JOURNAL
最側近のヒックス氏から感染「かなり気分が悪い」症状も
一方で、2人の陽性が分かる数時間前に感染が判明した大統領側近のヒックス氏は、水曜日頃から軽微な症状を示しており、CNNの報じるところによると、ヒックスに近い情報筋から(木曜にワシントンに戻る頃、ヒックス氏に)痛みや気分が悪くなるといった症状が見られたといった話も聞かれているそう。
ヒックス氏はトランプ氏が9月29日のテレビ討論会出席でオハイオ州クリーブランドとの間を往復した際、ヒックス氏も大統領専用機に同乗。この時大統領らとは座席の間隔を十分に距離を開けたとも報じられています。
ホープ氏の感染は連日の大統領選演説の行脚の中で支持者らと接した際に起きたと見られており、感染経路は支持者→ホープ氏→トランプ夫妻の可能性が高いと見られます。
トランプ氏はフォックスニュースのインタビューで、ヒックス氏が支持者とのやり取りからウイルスに感染した可能性があると推測した出典:CNN
ヒックスに近い情報筋は、彼女が症状を経験していて、ワシントンに戻っているとCNNに語った。ヒックスの症状に精通している情報筋は、彼女が痛みを感じ、かなり気分が悪いと説明しています。CNNはヒックスにコメントを求めている。出典:CNN
今後の選挙活動について
ホワイトハウスは同日、予定されていた集会などのイベントをキャンセルしたことを発表。メラニア夫人はTwitterで「今後のすべての契約を延期しました。」とコメント。
As too many Americans have done this year, @potus & I are quarantining at home after testing positive for COVID-19. We are feeling good & I have postponed all upcoming engagements. Please be sure you are staying safe & we will all get through this together.
— Melania Trump (@FLOTUS) October 2, 2020
THE WALL STREET JOURNALは、こうした状況から15日に予定されているバイデン氏との討論を含め、今後数週間で対面式のイベントをキャンセルする必要があるだろう、と報じています。
一方で大統領医師のショーン・コリー氏は
「ホワイトハウスの医療チームと私は警戒を怠らない。私は、我が国の最高の医療専門家や機関の支援に感謝している」
「大統領が回復している間、混乱することなく彼の任務を遂行し続けることを私は確信している、そして私はあなたにさらなる進展について最新の情報を提供し続ける」
とコメント。
医師らの協力のもと、政治活動に限りなく支障をきたさぬよう努力する姿勢を見せました。