2019年8月28日、清掃用品や清掃サービス大手の「DUSKIN(ダスキン）」の営業が未成年の子供しかいない家庭に上がり込んで保護者に無断でシャワーヘッドなどを交換してしまうという非常識な出来事があり、事態を知った親が怒りと精神的苦痛を訴えるツイートが話題になっています。
消費者センターも警察も動くことができないという悲惨な状況の中、家の中には「無料」と称して設置された商品が３つも置かれており、知らない間に有料のサービスが開始される恐れもあります。
ツイ主さんが受けた無断押し売り営業の結末はどうなるのでしょう。
また今回問題が起きている店名や営業リーダーとされる人物の名前や実態についてもまとめました。
ダスキンの押し売りは違法？
ダスキンの営業から受けたとされる押し売り訪問の様子は以下のツイッターに始まります。
📣注意喚起📣15歳娘が家に1人でいたら「この棟皆さんに無料サンプル配ってます」と言われ、ドア開けたらダスキン。玄関先でモップを渡すと「あとシャワーヘッドも変えさせて」と何と風呂に侵入！
「受取サインしないと帰れない」と言われ個人情報も取られ。
まさに「子1人の時ドア開けるな」事例… pic.twitter.com/88V4p9KOVE— nana/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) August 28, 2019
ツイ主のnanaさんが不在中にインターホンに対応した娘さんが対応し、「怖さもあって」営業の言うがままだった様です。
事態の詳細を知るほど、契約の成立云々以前に「勝手に自宅に上り込まれ個人情報まで抜かれたこと」に寒気を感じたそうですが、年頃のお子さんをもつ親であればなおさら、営業の対応が非常識であると感じて当然です。
年齢確認もされず。女の子1人の家、風呂場にまで入られたと知り震え上がる母。
近所付き合いもないマンション故に改めて・開ける前にインターホン確認
・明らかに宅配の人でないなら無視
・無料と言われようが開けない
・絶対中に入れない
・個人情報書くな白雪姫のことバカだと笑ってた娘なのに…
— nana/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) August 28, 2019
受取票にしっかり「2週間」の手書き文字。無料でドア開けさせて押売りだよ。
電話に出ない、やっと夜かかってきたら「地方にいてすぐ受け取りに行けない」と言われ、怖すぎて警察に届けました。
「未成年でも家人が家に入れてしまったら不法侵入には問えない」とのこと。
とにかくドア開けない！死守！ pic.twitter.com/nT6nzzDW8r— nana/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) August 28, 2019
現状、ツイ主さんの指摘する違法箇所は
- 保護者の同意なく、未成年の女の子のいる自宅に上がったこと
- 商品を置き「サインをくれないと帰れない」と称して未成年者にサインを要求したこと。
- 保護者の同意なく個人情報を聞いたこと
ですが、こうしたことは未成年であってもお子さんが同意の上のことであれば罪に問えないのだそう。
また、無料期間がすぎると有料になる商品サービスについても、現在のところはまだ契約が成立しておらず請求が発生していないことや、クーリング・オフで消費者を守る法があることから、これもまた違法ではない、と片付けられてしまうそうです。
ツイッターでは隠しカメラが設置されている可能性もあるという指摘もあり、精神的にはかなり負担の様子。
ツイ主のnanaさんは「自衛するしかない」という結論に達しますが、未成年者に営業訪問を注意さ背、守りに入らなければならないことには疑問や怒りも感じる人も多いようです。
訪問営業の店名や名前と実態は？
現在のところ、今回の押し売り営業の営業人物の名前や営業店名は明らかになっていませんが、なんとか営業人物との連絡は取れ、29日中にもキャンセルのための訪問を取り付けることができたようです。
ただここでも
- 名刺を家に残しておらず、営業の人物がわからない
- 店舗の連絡先が携帯電話の番号（社用番号のため本人にも繋がらない）」
といった問題があり、不信感が強まったよう。
こういった状態に、「本当にダスキン？」と言う声もあり、営業実態が気になるところ。
一部のツイ民さんの指摘では「直営でなくフランチャイズ(FC)の営業がおり、中にはノルマ達成のために強引な営業もいる」と言う指摘もありました。
本社の教育が十分でない営業だったとしても、会社の看板を背負っていることに違いはなく、また恐怖を与えた事実も消すことはできませんね。。
ダスキンの｢モニター活動｣という
ヤツですね。1時間に〇件という目標（という名のノルマ）があるので
強引な手法で置いていったのかも知れません。
直営でもフランチャイズでも行う
活動です。
クレーム入れた方がいいです。— わた。 (@fineplay000) August 29, 2019
お詫びと称して｢自社商品を
〇ヶ月無料で使ってくださいー｣
とかお詫びであっても契約に結びつけようと
する輩も
中には居るので気をつけてください。— わた。 (@fineplay000) August 29, 2019
FCであるかそうでないかに関わらず、これまでにも同様の方法で商品を自宅に置いていかれた、と言うケースもあります。
ただ、今回のような「押し売り営業」の苦情報告は現状表に出ておらず、営業消費者生活センターからの指導がない限りは「問題はなかった」ことにされてしまう恐れもあります。
過去(2015年)には消費者庁の指導
不透明な営業実態ですが、2015年には一度「窓ガラスフィルム」で消費者庁の指導が入っています。
簡単に言うと、「根拠のないデータを広告に表示していた」と言うもの。
消費者庁は１１日、ダスキン(大阪府吹田市豊津町１番３３号)に対し、消費者庁及び公正取引委員会（公正取引委員会事務総局近畿中国四国事務所）の調査の結果を踏まえ、景品表示法第６条の規定に基づき、措置命令（別添参照）を行った。
ダスキンが供給する「遮熱・ＵＶカットタイプ（Nano80S）」と称する窓用フィルムの施工サービスに係る表示について、景品表示法に違反する行為（表示を裏付ける合理的根拠が示されず、同法第４条第２項の規定により同条第１項第１号（優良誤認）に該当）が認められた。
ダスキンは、２０１４年４～７月、東京、千葉、神奈川の３都県で配布したチラシなどで、窓ガラスにフィルムを貼ると室温の上昇を５．４度抑制できるなどと表示していた。出典：JCネット
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