小倉美咲さんの顔画像を公開へ・現在の捜索ボランティア・捜査状況と連絡先まとめ

2020年9月21日から山梨県道志村の椿荘オートキャンプ場で千葉県に住む女の子、成田美咲ちゃん(7)が分からなくなっている事故で、山梨県警は30日、美咲ちゃんの顔画像を公開。翌1日には当時の詳細な状況を公開しました。

美咲ちゃんが行方不明になってから8日時点で18日が経過し、警察や消防による大規模な捜索は6日をもって打ち切りに。一方新たなボランティア団体が新設され、独自に捜索の動きもあります。

現在のボランティア・捜査の状況についてまとめました。

小倉美咲さんの顔画像を公開へ

山梨県警は家族からの要望を受け、30日午後1時に写真を公開。両親の記者会見も行われ、母のとも子さんは「悔やんでも悔やんでも悔やみきれない」と現在の心情を吐露しました。

出典:FNNPRIME

山梨県警は30日、行方不明になっている千葉県成田市の小学1年小倉美咲さん(7)の写真を公開した。出典:共同通信

今月21日に山梨県道志村のキャンプ場で行方が分からなくなった千葉県成田市の小学1年生、小倉美咲さん(7)の捜索は、これまで警察や消防、それに自衛隊などがキャンプ場の周辺を中心に行ってきましたが手がかりは見つかっていません。
警察は家族からの要望を受けて、午後1時に美咲さんの写真を公開し、情報提供を呼びかけています出典:NHK

美咲ちゃんの母親・小倉とも子さん

「私があの時ちゃんと一緒についていてあげればと、悔やんでも悔やんでも悔やんでも悔やみきれないほど後悔しています。夜中、娘と同じ気持ちで過ごしたいと思い同じ服装でずっと外にいましたが、暗くて寒くて不安ですごく怖いだろうと思うと涙が止まりませんでした」

「日中は日が出てから、皆で山の中や思い当たるところをすべて行きました。この山は多分、ほとんど全部、斜面も全部下りて捜しました。でも、見つかりませんでした。夜は暗いので車で通れるところを通ったり、明かりを付けて捜せるところを捜しに行ったりして、夜中はテントの場所に戻ってくるんじゃないかなって希望があったのでテントをそこに張ったままにして近くの椅子で来ないかなって待っていました」

美咲ちゃんの父親・小倉雅さん:「早く見つけて会いたいです」

警察は30日、家族からの依頼を受けて美咲ちゃんの写真を公開しました。警察などは38人態勢で捜索するとともに美咲ちゃんに関する情報を求めています。出典: テレ朝news

当時の行動を時系列で公表(10月1日)

また、行方不明になった当時の詳細な状況が公開されました。

「行方不明当日の姿を公開(10月2日)」出典:共同通信

当時美咲さんの父親はおらず、母と美咲さんら子供2人で、グループに参加していたとのこと。

午後3時40分に小倉さんが最後に目撃されてから、親たちが探し始めるまで約20分間だった。

一緒にキャンプをしたのは、子育てサークルで知り合った家族ぐるみの友達。キャンプに行ったり、遊んだりしている。計7家族、27人(父5、母7、子15)
外遊びできる一番大きい子が小学6年生、一番小さい子が小学1年生。それより小さい子が3人。

▼21日午前9時 一部メンバーが先に到着
▼午後0時15分 小倉家(母のとも子さん、長女、次女の美咲さん)が到着(父の雅さんは当日仕事が遅くまであり、翌日から合流予定)
▼1時 グループで昼食に天ぷらそばを食べ、その後、子供たち12人で、テントを張ったキャンプ場横の南の森で遊ぶ
▼3時35分 先におやつのチョコバナナを食べ終えた子供9人が遊びに行く
▼3時40分 美咲さんが後を追いかけるように遊びに行く
▼3時50分 大人が子供たちを迎えに行く
▼4時 美咲さんがいないので、父母たちが周辺を探し始め、山にも登り始める
▼4時17分 グループLINE(ライン)を使って連絡しながら捜索を開始。テント内なども確認
▼4時35分 テントの中を再確認
▼5時 日没が近づいてくるので警察に連絡を入れる。美咲さんがいなくなったことを雅さんに連絡
▼5時49分 キャンプ場にライトを取りに戻る
▼6時1分 警察が到着。とも子さんが事情を聴かれる。その他の大人は継続して周辺を捜索。男親たちは車で周辺を捜索
▼8時 子供を寝かせた後に大人は継続して周辺を捜索
▼10時 警察、消防が当日の捜索終了
▼22日午前1時半 仕事を切り上げてきた雅さんが到着。その後、雅さん、とも子さん、友人で周辺を捜索
▼3時 捜索を終了

出典:ライブドアニュース

現在の捜索ボランティア・捜査状況

1日には熊の出没情報により捜索が中止に。ボランティアによる捜索は事実上打ち切りとなりました。

しかし、山梨県警などは約50人態勢で、キャンプ場近くの小川が流れ着く下流域や道志ダム(相模原市緑区)の捜索を続行

現在は事件性も視野に、捜索の仕方が若干異なってきているようです。

手がかりについては依然見つからない状況のよう。

警察・消防の捜索状況

警察・消防の捜索についても、行方不明になってから16日目となった10月6日、大規模な捜索活動をいったん打ち切ることが発表されました。

警察では村内の民家への聞き込み・敷地内の倉庫などの確認・キャンプ場の北側の林道を捜索。

1日からは捜索範囲を拡大し、下流のダム湖の捜索も始まりました。

事件性での捜査も行われているようですが、その様子は明らかにされていません。

| これまで行なった捜索

【捜索方法】

  • 300名体制で6キロ圏内を探し尽くした。
  • 空き家や古屋、廃車野中なども1つ1つ丁寧に確認した。
  • ヘリやドローンも投入した
  • 防災無線で美咲ちゃんに向けて呼びかけている。
  • 現地の住民らにも敷地内、家屋の中などを確認してもらうよう呼びかけを行なっている。

【現地の状況】

  • 植生(草木の茂り)がきつく、下まで見えない。
  • 背の高い草木が多く足場も悪い箇所がいくつもある。
  • 地図にない沢もある。
  • がけも多い
  • 大人でも大きな怪我をする険しい地形

【感想・見解】

  • 「林道から外れた森の中はかなり険しい。」
  • 「がけなど危険な箇所も多い。」
  • 「行けるところは行き尽くした。」

今月21日に山梨県道志村のキャンプ場で行方が分からなくなった千葉県成田市の小学1年生、小倉美咲さん(7)の捜索は、これまで警察や消防、それに自衛隊などがキャンプ場の周辺を中心に行ってきましたが手がかりは見つかっていません。また、警察や消防などは30日もおよそ40人の態勢で捜索を続けています。

警察は村内の民家で、美咲さんの目撃情報などがないか聞き込みを行ったり敷地内にある倉庫などを確認したりしているほか、キャンプ場の北側の林道を捜索していますが、これまでのところ手がかりは見つかっていないということです。出典:NHK

捜索ボランティア側での共有情報

1日にはクマの出没、ボランティアの怪我などにより捜索は中止

熊遭遇を含め、みさきちゃんの捜索ボランティアの中で3名もの遭難者が出たことで現在は捜索ボランティアの山入りが禁止されています。


独自で参加しているボランティアさん方の情報でも、現在は小倉美咲ちゃんの手がかりになる有力な情報は見つかっていません。

現地の捜索隊の方へ向けては美咲ちゃんが当時履いていたという「緑色の靴」の画像も公開されています。

捜索地域の動画についてはこちら。(現在も有志の捜索ボランティアの方が山に入り捜索を続けています。)

情報提供や発見した時の連絡先は?

情報提供の連絡先は山梨県警の大月警察署、「0554−22−0110」まで。

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