サトシ声優の不正受給の経緯は?松本梨香さんの言い訳と逮捕の可能性についても

アニメ『ポケットモンスター』で主人公のサトシ役を務める声優の松本梨香さん(52)に、助成金10万円の不正受給の告発がされ、物議を呼びそうです。

告発者は松本梨香さんの元で働いていたマネージメント業務の男性で、「FRIDAY」によってその事実関係が明かされています。大物声優でありながら不正受給を行ったことが事実なのか、その経緯と言い分、逮捕の可能性は・・。

サトシ声優の不正受給の経緯は?

声優・松本梨香さんが不正受給をしたとされているのは、今年4月に東京都が芸術家支援のために企画を行った「アートにエールを!」の採用賞金(助成金)10万円(源泉徴収所得税)。

10名を上限に参加でき、採用されれば各個人に助成金が振り込まれるため、松本さんは今年5月に脚本家らに声をかけ6名でエントリーし、松本さんが代表となって動画「僕らの物語」を作成。8月に晴れて採用が決まりました。

動画作品の企画を送り、採用されて専用サイトにアップされれば、作成に携わったアーティストらに10万円の助成金が給付されるというもの。グループでの応募も可能で、一つの作品につき10人まで、最大100万円がもらえます。出典:FRIDAY

採用が決定すると、助成金は参加したメンバーの個人口座に振り込まれることが正式な決定事項。ただしグループには、作成の前段階で企画を降りたAさんがおり、正確には助成金は1人分受け取りを辞退する申告が必要でした。

ところが、採用が決定した直後、松本さんは都に連絡し「Aさんの分は会社「Matsurica」に振り込むよう」連絡、市職員がその通りに対応。

Aさんはエントリー時にIDなどを伝えていたため、振り込みの通知で自分への入金を知ることとなります。

Aさんは市に対し自分の不参加を明らかにし、市は松本さんの口座から返金手続きをすることを約束したといいますが、そもそも個人宛に振り込まれるべき助成金を代表口座に振り込むことは都のミスでもありました。

さらに、税金で賄われている助成金を、Aさんの不参加を知っている松本さんが受け取り、かつ、わざわざ「Aさんの分は会社「Matsurica」に振り込むよう」市の職員に指示をした松本さんの挙動には不審な点も残りました。

松本梨香さんの言い訳と逮捕の可能性についても

Aさんの受給資格がないことは、東京都が正式に認めています。

資格がないにも関わらず受給した時点において、そのことについて松本梨香さんが気づかなかったのか、気づかないフリをしていたかは不明。

ただ、FRIDAYの取材に対しては「連絡が取れなかったため本人の受給分は事務所口座に指定した」とし、、そこに詐欺の意図はなかったことを含めるような返答をしています。

本当にAさんと連絡が取れなかったかについては追求の対象となりそう。

松本はフライデーの取材を今月3日に受けて同5日に返金。「都にどうすればいいか相談し、お金は都に返金して対応をゆだねた」と説明した。給付金の振り込み先は参加者個人の口座とする決まりだが、事務所口座としたことには「連絡が取れなかったため。都の許可を得た」としている。出典:FRIDAY

すでに不正受給が疑われる10万円についてはFRIDAYの突撃後、5日に返金。しかし不正受給の定義は「虚偽の申請をして入金を受けた場合」であり、「知らなかった」のいかんに関わらず詐欺は成立するとのこと。

他の助成金制度においては悪質な場合などは、刑事告発、事務所名の公表、今後の助成金受給の受給が禁止されるなどの罰則が設けられており、松本さんの事務所がこうした罰則を避けることはできない可能性は高いとみられています。

虚偽の申請をして入金を受けた場合は、返金の有無にかかわらず詐欺が既遂となる。詐欺行為にあたるのは(1)給付要件が「最後まで企画に参加」とあるにもかかわらず、実際には最後まで参加していなかった場合(2)元スタッフに対しての給付金を、本人の承諾を得ずに会社の口座に入金させた時――の2点が挙げられる。返金は被害弁済したということで情状酌量部分にはなるが、詐欺の成立には関係ない。(亀井正貴弁護士)出典:FRIDAY

ネットの反応