飯塚被告の供述にTOYOTAの反応は?「車のせい」発言で「厚顔無恥だ」SNSで非難殺到

8日、東京・池袋の暴走事故の初公判が行われました。飯塚幸三被告は起訴内容を否認する波乱の展開で、ネットから様々なバッシングの声が上がっています。

中でも、自身が運転していたTOYOTAのプリウスに関し「車に何らかの異常が発生し、暴走した」とコメントしたことに対し、ネットでは「TOYOTAのせいではないことをはっきりとコメントするべき」という声が上がっています。

飯塚被告の供述にTOYOTAの反応は?

飯塚被告は8日、午前、東京地裁に出廷。遺族の松永拓也さんと亡くなった主婦の松永真菜さん(当時31歳)と長女の莉子りこちゃん(同3歳)に対し謝罪した一方、「車に何らかの異常が起きて暴走したと思っている」と述べ、起訴事実を否認。無罪を主張しています。

一方この発言に対し、現時点(8日17時時点)ではTOYOTAからのコメントはありません。

検察は「被告は事故直前にアクセルを踏み込んで縁石に接触したが、さらに加速を続けた」と主張する通り、すでにTOYOTAの車に異常がなかったことは調査で明らかとなっています。

これまでのTOYOTAの調査結果と検察の見解

検察は過去、TOYOTAの車両の調査結果と事件当時の運転の様子から、次の様に公表していました。

・被告は事故直前一度もブレーキを踏むことなく、車線変更を繰り返しながら時速96キロまで加速し、交差点入り口の横断歩道で莉子ちゃんを幼児座席に乗せた松永さんの自転車に衝突。

・その間、事故当日に異常が起きた記録はない。

・ブレーキペダルを踏み込んだ形跡も見つかっていない。

(被告は)「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶している。車に何らかの異常が発生し、暴走した」と起訴内容を否認。弁護人も過失致死傷罪は成立しないと主張した。

(中略)検察側は冒頭陳述で、「被告は事故直前にアクセルを踏み込んで縁石に接触したが、さらに加速を続けた」と主張。事故前の車の定期点検ではブレーキやアクセルに異常が見つかっていなかったと述べた。

これに対し、弁護側は「被告がアクセルを踏み続けた事実はなく、走行制御システムに異常が生じた可能性がある」と述べ、被告の過失を否定した。出典:読売新聞

「車のせい」発言で「厚顔無恥だ」SNSで非難殺到