宇治川の小学生男児の事故状況は?近所の住民「あの時止めていれば」悔やむ声も

今月5日、京都市内を流れる宇治川で、小学6年生の男児2人が流され、1人の行方がいまだわかっていません。これまで消防が24時間態勢で捜索に当たっていますが、手がかりは見つかっていないとのことです。

SNSでは「胸が痛い。早く見つかって。」「時間があったから川に捜索に行った。他にも捜索している人がいた。」と、男児の安否を気遣う声が多数上がっています。

宇治川の小学生男児の事故状況は?

事故当時、溺れた男児2人を含めた男女6人で、宇治川と山科川の合流地点、砂利のある場所で遊んでいたと言います。

現場周辺の地形と報道を元に再現した男児らの位置関係

流されたのは午後2時35分頃。事故当時も流れは急峻だったものの、京都府警伏見署によると当時2人は川の中を泳いでいたとのこと。

不明男児の姉としてSNSで声を上げている「たかうの🧡💜4児の母 (@6ayLMJUnyQ149OL) 」さんは「母親はもちろん姉たちも常日頃から宇治川には言ってはダメだと口を酸っぱくして言っていた。」と言います。

男児は川に行ってはいけないことを教えられており、母に内緒で「水鉄砲で遊んでくる」と小さな嘘をついて家を出たそう。

 

現場付近では男児らが実際に宇治川で泳いでいる様子が目撃されており、「水着を着てゴーグルをつけて遊んでいる男児を見て通報した」「車から泳いでいる男児を見て危険だと感じた」などの情報がSNS上に上がっています。

報道機関の調べでや家族らの証言から「近所住民によると学校では宇治川で遊ぶことが禁止されていた」という証言が明るみになりましたが、それでも「子供たちは」宇治川の危険性までは子供たちに周知されていなかった様です。

 

京都府警伏見署は現在も当時の児童に状況を聞くなどして事故原因について調べており、市消防局とともに捜索を続けています。

近所の住民「あの時止めていれば」悔やむ声も

一方で、当時、川遊びをしている子供たちを実際に目撃していた人たちの中には、悔やむ声も聞かれます。

<<今日、車で向島宇治線通って、宇治川泳いでる小学生男子2人見かけた。水着着て、ゴーグルして、ライフジャケット付けてないけど、本気で遊んでる感じ。河川敷で大人が眺めてるように見えたから、「親が連れてきたんかな、宇治川で泳ぐなんて自殺行為、何考えてんねん」言うてた。— しんこまき (@sRhZguW76V3HTau) June 5, 2022>>

<<さらに宇治方面にちょっと走ったらミニパトが止まってたし、通報されたんやろなーとおもてた。そのまま宇治方面へ。買い物済ませて夕方、外環走ってたら、ヘリだらけ。ドローンも飛んでる。ヘリは川の上でホバリングしてる。え、あの子たちやっぱり流されたって検索した…— しんこまき (@sRhZguW76V3HTau) June 5, 2022>>

「泳ぐなんて信じられない」「泳げるはずがない」という宇治川ですが、これまでも小中学生が入り通報される事案もあった様です。川遊びは場所や地形をよく読み、安全と言われる場所で遊ばなければなりません。

不明となっている男児の一刻も早い発見を願わずにはいられません。