新潮に池谷裕二教授「印象操作だ、大変遺憾」・『医者がワクチン否定』記事で抗議

21日、「デイリー新潮」が発表した記事に関し、事実誤認を与えるとして取材を受けた池谷裕二氏が抗議するTweetを発表。氏のファンらの間で物議を読んでいます。

コメント欄では「先生の信頼に関わる」「(新潮に対し)法的措置をとるべきだと思います」など、正しい報じ方に対する憤りの声が上がり、炎上の装いも・・。

週刊新潮に池谷裕二医師「印象操作だ、大変遺憾」

問題となったのは、新潮が発表した『コロナワクチンを「絶対に打ちたくない」と医師が言うワケ・感染予防効果はなし』という見出し記事。

記事中には「そもそもワクチンは、感染予防にならないのだという。」という文言が、池谷裕二教授の言葉を引用して綴られていました。

そもそもワクチンは、感染予防にならないのだという。

「誤解されている方が多いですが、季節性のインフルエンザなど注射で打つタイプのワクチンは、ウイルスの感染自体を防ぐことはできません。新型コロナウイルスのワクチンも同じで、打ったとしても感染を防ぐ効果はないのです」

そう解説するのは東京大学薬学部の池谷裕二教授。ワクチンはあくまでも「重症化を防ぐ」ために打つものなのだという。出典:デイリー新潮

さらに記事内では国際医療福祉大学の松本哲哉教授や新潟大学名誉教授で医師の岡田正彦氏のコメントを引用し、最終的に「ワクチンには予防を期待できない」「医師がワクチンは打ちたくないと言っている」というメッセージを読者に与えるものとなっています。

これに池谷裕二氏はTwitterで「【印象操作】する記事を書かないように伝えたにもかかわらず」記者が希望に沿わなかったことに憤りの声をあげています。

池谷氏はさらに「私は権利が回ってきたら、その有効性から、すぐにワクチン接種を受けます」とコメントしました。

『医者がワクチン否定』記事で抗議

実際のところ、上記の当該記事に 池谷氏がコメントしたのは「ワクチンの有効率とは」に止まり、ワクチンを否定していません。

さらに、ワクチンがあれば「その有効性から、すぐにワクチン接種を受けます。」とも断言し、新潮の記事を読者にとっては衝撃的だったよう。

一方、新潮が引用した他の国際医療福祉大学の松本哲哉教授や新潟大学名誉教授で医師の岡田正彦氏についてはTwitterでの情報が得られず専門家の意見として歪曲されることなく書かれた事実であるかは不明。

しかしワクチンに懐疑的になりかねない今回の記事に、記事の記述から、他の情報提供者(岡田氏ら)に対する非難の声も上がっています。

意思に反して巻き添えを食らった池谷氏のTwitterには、「先生の信頼に関わる」「(新潮に対し)法的措置をとるべきだと思います」と言ったアドバイスの声も上がっています。

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