インド雷で死者107名なぜ?洪水と落雷で「被害さらに拡大する恐れ」混乱も

インド東部のビハール州、北部ウッタルプラデーシュ州で25日以降、落雷により合わせて107名の村民が犠牲になったことが「The Gurdian」「aajtak.intoday」などが報じた。

雨季に入利、落雷が一般的になるインドの近年の様子から見ても、今回のような犠牲者の数は最大規模という。

日本では落雷によるこれほどの死者は例がない。インドでは一体何が起きているのだろうか。

インド雷で死者107名なぜ?

The Gurdian」によると、落雷による犠牲者の半数近くは洪水の多いビハール地方在住者で、低所得者層が多い。

また「The Indian Express」は、犠牲者の多くが野外で労働中に落雷にあったと報じているが、インドの農家は家族で畑の準備を行うために、毎年日常的に危険下に身を晒すことになるという。

犠牲者の中には26人の子供も含まれていた。

インドの農家は雨期の到来とともに屋外に出て畑の準備を行うため、雷の犠牲になることが多い。あまりに早い時期から種をまくと暑さで穀物が死んでしまう半面、作業が雨期の始まりに近すぎると、落雷の際に開けた場所にいることになり危険を伴う。出典:CNN

出典:The Indian Express

上記のエリアでは死者のほか24名が負傷し入院、また多くの世帯で住居などにも落雷の被害が報告されている。

洪水と落雷で「被害さらに拡大する恐れ」混乱も

さらに悪いことに、先のビハール州38地区には今後大雨・雷雨の警告がなされており現地の混乱もあるとのことで、被害はさらに増える見込みだ。

出典:aajtak.intoday

現在、気象局はビハール州の38地区で雷雨の警告を今後72時間に発行しています。ここでは、アッサム州のブラマプトラ川の水位が危険マークの近くに達しています。洪水のために100を超える村の人々が動揺しており、約4万人が洪水に直面しています。出典:aajtak.intoday

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