美咲ちゃん再捜索のボランティア募集は?現在までの捜索範囲と地形の状況についても

2019年9月21日に山梨県道志村のキャンプ場で友人家族らとともに遊んでいた千葉県成田市の小学2年、小倉美咲さん(8)が行方不明になった事件で、山梨県警は今月19、20両日に現場周辺を再捜索すると発表しました。

出典:産経新聞

同志村キャンプ場の周辺は昨年の捜索時にボランティア男性2名が遭難した他、これまでに台風19号などの度重なる嵐で地形も変化しており、捜索には困難も予想されます。

現在のボランティア募集と現在までに確認している捜索範囲・周辺地形についての情報をまとめました。

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美咲ちゃん再捜索のボランティア募集は?

小倉美咲ちゃんは現在9歳。15日に山梨県警が発表したところによると、現在ボランティアの募集はなし。

現場のキャンプ場周辺は未開拓の山の状態とも言われており、倒木や崖も点在するなど、地形的に危険な場所。

昨年はクマの目撃情報があった他、参加したボランティア男性が遭難・崖から転落し重症の怪我を負う事故もありました。

こうした理由により今回の捜索が危険と隣り合わせであることが、再捜索でのボランティア募集情報がない原因とも言えそうです。

捜索期間中、全国から多くの民間ボランティアに参加していただいたが、捜索活動中に遭難事故も発生したため、道志村役場からボランティアに参加する方々に対して、単独行動を避け危険な場所には立ち入らないよう注意喚起等も行った。」旨の報告があった。(原文まま)出典:山梨県警察

美咲ちゃんに関する情報と最新の発表

2020年5月15日現在も、山梨県警は美咲ちゃんの不明事件を事件・事故の両方で捜索中。

現場周辺で19日と20日両日大月署員15人と県警機動隊員9人の態勢再捜索が行われます。

山梨県警発表の小倉美咲ちゃんの身長・体重・服装などの特徴(2019/10/1)は→こちら(PDF)

山梨県道志村のキャンプ場で昨年9月に行方不明になった千葉県成田市の小学2年、小倉美咲さん(8)について、山梨県警は15日、現場周辺を19、20両日に再捜索すると発表した。

県警は事件と事故の両面で捜査を続けているが、有力が手掛かりがなく、昨年の台風19号で現場周辺の状況が変わったこともあり、再確認することになった。大月署員15人と県警機動隊員9人の態勢で行う。

出典:産経ニュース

現在までの捜索範囲と地形の状況

山梨県警が発表した現在までの捜索範囲は以下の通り。

現場での捜索期間・捜索に携わった組織

  • ・9月21日(土曜)〜10月6日(日曜)までの16日間:県警察、消防署、消防団、猟友会、道志村役場及び自衛隊による延べ約1,700人体制

捜索方法と各所連携の状況

  • 椿荘オートキャンプ場及びその付近一帯の捜索を繰り返し実施、さらに日を重ねるごとに捜索範囲を拡大した。
  • 事案発生直後から、所轄警察署の大月警察署、関係機関、関係団体及びボランティアと連携を図りながら捜索を行った。
  • 沢、林道、登山道等を含めた山中の捜索を県警察や自衛隊のヘリコプターや民間業者の小型無人機(ドローン)を使って上空からも行ったほか、県警察機動隊員による道志川、道志ダム等の河川・水中の捜索等、最大限の体制を確立して捜索活動を実施した。
  • 10月6日(日曜日)をもって現地捜索本部による大規模な捜索活動は一旦打ち切り、情報収集を中心とした活動に切り替えた

台風19号による現在の地形の変化

また、再捜索にあたり懸念されるのが台風の影響による地形の変化。

大規模な捜索が打ち切られてから1週間後の10月12日に豪雨が襲い、椿沢が氾濫。

斜面の崩落や大量の岩や土砂、倒木などが流れ込んだ他、アスファルトが隆起・崩壊するなど原型を留めないほどにキャンプ場内の状態が変わったことが現地の取材などで明らかになりました。

台風19号の後の道志村キャンプ場 出典:産経新聞

大規模な捜索が打ち切られた後も有志によるボランティアが続けられていましたが、この台風によりボランティアの捜索も打ち切らざるを得ない事態に追い込まれることとなりました。

現在も台風の爪痕は感じられますが、復旧が続けられている様子も。

未だ有力な情報が得られていないという本件ですが、ネットでは美咲ちゃんの無事を祈る声も絶えません。

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