前澤社長が小泉農相と対談、期待も?米農家ら「農業への理解」求め意見集まる

株式会社カブ&ピースの社長、前澤友作さんが6日、Xを投稿。現在の米騒動や農家の廃業問題などを受けて「こんなに美味しいのにどう農家さんの手取りが少ないのですか?」と問いかけたことで農家からの切実な声が寄せられ、小泉進次郎農相(44)から対談提案が届くという展開に発展しています。

前澤社長へ米農家ら「農業への理解」求め意見集まる

前澤さんは6日、Xを通じて次のような質問を投稿し、反響を呼んでいます。

「本の農業(特にお米)は今後どうしたらいいと思いますか?こんなに美味しいのにどうして農家さんの手取りが少ないのですか?どうして若い人がやりたがらないのですか?自分に何かできることがないか勉強したいので教えてください!」

これに対しコメント欄や引用リツイートには6000件以上の意見が投稿され、「機械に1000万円近くかかる」「品質が良くても価格は一方的に決められ上がらない」「農地法や盗難など制度・治安面での参入障壁がある」など、リアルで悩ましい声が多数寄せられました 。

農家から寄せられた生の声

  • 「薄利多売なのに、機械だけで1000万円近くかかるし、修理費が高く時間もとられる。専業で金も土地も時間もかけて大規模農業にする人しか生き残れない現状。」
  • 「美味しいお米が安く買いたたかれ、モチベーションが上がらない。等級制度をやめて、輸入米も制限すべき。」
  • 「農業を若い人がやりたがらないのではなく、農地法による参入障壁がある。」
  • 「作っても盗ませれてしまい全て台無し。厳重な管理体制が取れる方法を作り出さないと。」
  • 「減反政策で振り回され、天候や政策次第で経営が不安定。」

こうした声の背景には、「大規模・効率化しないと採算が合わない」「価格が安定せず若者が参入しづらい」という金銭面の負担が問題として表れていて、農業継続のハードルが浮き彫りになっています。

前澤さんに対しては「農業体験をして、農業のさまざまな問題を知ってほしい」「前澤さんの力で大規模な米づくりをしてほしい」などの声も多数寄せられました。

前澤社長が小泉農相と対談、期待も?

こうした意見収集の中、小泉農相から前澤さんに向け「意見交換」の提案があり、来週にも話し合いの場が開かれることが明らかになりました。

”コメント欄を閉鎖している”小泉農相からの提案には「一番大事な農家の声は聞かないんかい」「農業従事者じゃない実業家に聞いてどうするの?」と冷ややかな声が聞かれる一方「前澤さんが意見版になってくれることで変わることもあるかもしれない」と期待の声も聞かれています。

こうした意見を受けてか、前澤さんも「農業も米もど素人の僕だけど、自分なりに勉強して有意義な議論になるようにしてきます。突飛なアイデアとかは得意なのでそういうのも思いついたら遠慮なく伝えてきます。むしろそこ期待されてそうな気もする。」とコメント。

実業家という実績と行動力を活かし、若手起業家の支援などにも携わってきた前澤さんには信頼の声も多く、「前澤さんなら何か変えてくれるかもしれないという期待感があります。」「前澤さんが農業に関心を持ってくれることはすごく嬉しい。」と言った反響が起きています。